Date. 2023.10.10

老後の不安を解消!実家を二世帯住宅にリフォームする親世帯のメリット

そもそも二世帯住宅ってなに?

二世帯住宅とは、親世帯と子世帯が同じ建物に同居することを前提として建てられた住宅のことを指します。

二世帯住宅には、主に以下2つの間取りが存在します。

  • 部分共用型:リビングや水回りなど、住居の一部を共有する間取りです。
  • 完全分離型:生活空間を完全に切り離し、共有部分をつくらない間取りです。なお、左右に隔てる間取りを「左右分離タイプ」、1階と2階で隔てる間取りを「上下分離タイプ」と呼ぶこともあります。

築30年以上経過した実家を二世帯住宅にできるの?

築30年以上経過した実家であっても、二世帯住宅にリフォームすることは可能です。

ただし、事前に建物の状態をチェックして、シロアリや雨漏りを原因とする土台や柱の腐食や劣化が進んでいないか把握しておく必要があるでしょう。

築30年以上の住宅をリフォームする際のポイントについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>>築30年住宅はリフォームで何年住める?リノベーション費用やポイント|リ;コーデ

実家をリフォームして二世帯住宅にする親世帯のメリット


ここからは、実家をリフォームして二世帯住宅にした場合の、親世帯目線でのメリットについてご紹介していきます。

介護が必要になった際にサポートしてもらえる

二世帯住宅を親目線で考えたときの最初のメリットとして、高齢になり介護が必要になった際、子世帯にサポートしてもらいやすい点が挙げられます。

現在介護が必要なかったとしても、将来的な不安を和らげることができます。

いつでも子どもや孫に会える

また、二世帯住宅で子世帯がすぐ近くに居住していることで、いつでも子どもや孫に会えることができます。

孫に会うことで、老後の日々の活力にも繋がります。また、子世帯が忙しいときは孫の面倒を引き受けることで、子世帯を手助けすることもできます。

子世帯が近くにいることで安心感がある

二世帯住宅を親目線で考えたときのメリットとして、子世帯が近くにいることで感じる安心感もあります。具体的には、先程の介護もそうですが、夜寝ているときの防犯対策や、突然の体調不良が発生した場合など、近くに若い子世帯が住んでいるだけでも安心感が芽生えると思います。

また、免許がなかったり、高齢で免許返納をしたりした方の場合であれば、ちょっとした買い物や病院の際に子世帯の車で連れて行って貰うこともできるかもしれません。

二世帯住宅にリフォームすることで、「いざというときに助けてもらいやすい」という安心感が手に入ります。

経済的にプラスになる場合も

二世帯住宅の場合、水道光熱費を別々に契約することもできますが、1つにまとめることで電気代、水道代、ガス代の基本料金が1軒分となります。

また、それ以外にもサブスクサービスを家族間で共同使用したり、スマートフォンの家族割引を利用することで、月々に発生する出費を抑えることも可能です。

リフォームが認知症予防に繋がる場合も

二世帯住宅とは直接関係はありませんが、二世帯住宅にリフォームする際に水回りリフォームや断熱リフォームを行うことで、認知症の予防につながる可能性があります。

具体的には、水回りリフォームで認知症の原因とされる室内のカビの発生を防ぎ、断熱リフォーム等で寝室を快適な空間にすることで、アルツハイマー病のリスクを高めるとされる夜更かし(睡眠不足)の防止につながります。

リフォームによる認知症予防の可能性について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>>リフォームで認知症予防?快適な空間と認知症の関係|リ;コーデ

親世帯が実家をリフォームして二世帯住宅にする際のポイント


ここからは、親世帯が実家をリフォームして二世帯住宅にする際のポイントについてご紹介していきます。

バリアフリー・介護リフォームを意識する

親世帯が住んでいる家をリフォームして二世帯住宅にする場合、高齢になったときのことを考え、バリアフリー・介護リフォームを意識すると良いでしょう。

バリアフリー・介護リフォームとは、要介護者の方が自宅で暮らしやすくなることを目的に、段差の解消や手すりの設置といった自宅環境の改善・整備に関するリフォーム工事のことを指します。

具体的には、手すり取付リフォーム、段差解消リフォーム、和式から洋式便器へのトイレリフォームなどがあります。

バリアフリー・介護リフォームや、50代・60代リフォームで考えるべきポイントについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>>介護リフォームとは?介護保険を使ったリフォームの手順や事例|リ;コーデ

>>リ;コーデ設計士が考える50代・60代のリフォーム|リ;コーデ

子世帯のプライバシーに配慮する

二世帯住宅で親世帯と子世帯の距離が近くなると、仲が悪くなったりトラブルに発展しまうケースも考えられます。特に、親世帯は子世帯のプライバシーに配慮してあげる必要があるでしょう。

プライバシーを守る意味では、生活空間を完全に切り離した「完全分離型」の二世帯住宅がオススメです。

住宅の状態や工法によってはリフォームできない場合も

実家がシロアリ被害や雨漏りなどによって、柱や土台の腐食が進んでいたり、建物自体に亀裂があったりする場合は、リフォームが難しいことがあります。

また、ツーバイフォー工法など、一部の工法で建てられた一軒家の場合、二世帯住宅へのリフォームが難しいケースも存在します。

こうしたケースを踏まえ、まずは二世帯住宅リフォームが可能な状態かどうか、リフォーム業者に確認してみることが大切です。

リフォーム費用を子世帯が払うと贈与税が発生する場合も

二世帯住宅にするにあたり、親名義のリフォーム費用を費用を子世帯が支払うと、110万円を超える費用分に関しては贈与税の課税対象となります。

贈与税を回避する方法として、住宅自体の売買や譲渡によって、住宅の名義を支払い者の名義(子世帯の場合は子世帯の名義)に変更しておく必要があります。

子世帯とよく相談する必要がある

先程ご紹介したプライバシーを守る必要があることもそうですが、二世帯住宅リフォームは、親世帯だけでなく子世帯にも影響を及ぼします。

そのため、二世帯住宅へリフォームするのであれば、親世帯だけで決めてしまうのではなく、子世帯とよく相談する必要があるでしょう。その際、二世帯住宅にすることによる子世帯側のメリットやデメリットを理解しておくことも大切です。

実家を二世帯住宅にすることによる子世帯のメリットや、注意点などについては、以下の記事で詳しくご紹介しています。

>>実家を二世帯住宅にリフォームする費用相場は?メリットや注意点|リ;コーデ

実家をリフォームして二世帯住宅にする費用


ここからは、実家を二世帯住宅にリフォーム・リノベーションする際の費用相場について解説していきます。

二世帯住宅リフォームの費用相場は「約1,000万円~」

二世帯住宅リフォームの費用相場は「約1,000万円~」となっています。

ただし、1,000万円以上するのはほとんどが「完全分離型」のリフォームで、部屋の一部を「部分共用型」にリフォームの場合は、「100~300万円程度」で実現することも可能です。

実家の建て替えと二世帯住宅リフォームの費用比較

ちなみに、建て替えで二世帯住宅を作った場合と、二世帯住宅リフォームをした場合の費用相場の違いは以下の通りです。

●実家を二世帯住宅に建て替えする費用や工期

  • 費用相場:2,000万円~
  • 工事期間:半年~1年程度

●実家を二世帯住宅にリフォームする費用や工期

  • 費用相場:1,000万円~
  • 工事期間:1~4ヶ月程度

※上記リフォーム費用はあくまでも目安です。二世帯住宅の条件や、建物の状態、リフォーム内容などにより、費用は異なります。

実家を二世帯住宅にリフォームするなら「リ;コーデ」にお任せ!


この記事では、実家を二世帯住宅にリフォームする場合の、親世帯目線でのメリットや押さえておきたいポイント、費用相場などついてお伝えしてきました。

実家の二世帯住宅リフォーム・リノベーションは、子世帯との距離が縮まることで介護を受けやすくなったり、精神的な安心にもつながります。

また、建て替えと比べても半分程度の費用で工事ができるほか、親世帯と子世帯それぞれのライフスタイルを確保できるなど、二世帯住宅にすることでのメリットも多くあります。

実家の二世帯住宅リフォーム・リノベーションをお考えの方は、「リ;コーデ」までお気軽にお問い合わせください。

>>お問い合わせ|リ;コーデ

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