Date. 2026.01.16

壁紙の種類が多すぎてわからない?主なクロスの種類一覧と選び方

壁紙が多すぎてわからない?代表的な壁紙の種類一覧

「部屋の内装リフォームを検討しているけど、壁紙の種類が多すぎて迷ってしまう……」
「壁紙・クロスの種類ってなんでこんなに多いんだろう?」

こんな疑問を抱いたことはないでしょうか?

はじめに、壁紙・クロスの種類が多い理由と、代表的な壁紙の原料や特徴・メリットを一覧表で見ていきましょう。

壁紙が多すぎてわからない!クロスの種類はなんでこんなに多いの?

壁紙・クロスのカタログを見ると、その種類の多さに驚かされると思います。壁紙・クロスの種類が多い理由は、日本の住宅事情や多様なニーズに合わせて素材や機能が進化してきたためです。

壁紙・クロスは単に色を変えるだけでなく、素材によって「汚れに強い」「湿気を吸う」「キズに強い」といった異なる機能を持ちます。たとえば、水回りには耐水性、寝室にはリラックス効果など、場所と目的に応じて壁紙を使い分けるのが一般的です。そのため、各メーカーは多種多様な壁紙のラインナップを用意しているのです。

また、技術の向上により、本物の木や石と見分けがつかない精巧なデザインも増えました。壁紙・クロスの種類が多様になったことで、それだけ自分の理想の空間を作りやすい環境が整っているともいえるでしょう。

代表的な壁紙の種類一覧表

ここでは、今回ご紹介する代表的な7つの壁紙の特徴を、一覧表でご紹介します。

壁紙の種類 主な原料 特徴・メリット 注意点 適した場所
ビニールクロス ポリ塩化ビニル 安価、高耐久、掃除が楽 通気性が低い 全般(特に水回り)
紙クロス パルプ、和紙 通気性良、独特の風合い 水拭き不可、擦れに弱い 和室、寝室
木質系壁紙 天然木、コルク 温かみ、リラックス効果 水に弱い、コスト高め リビング、廊下
布クロス 綿、麻、レーヨン 高級感、調湿性、通気性 汚れが落ちにくい 客間、寝室
オレフィン壁紙 プラスチック系 環境に優しい、キズに強い ビニールより高価 子供部屋、キッチン
珪藻土壁紙 珪藻土、紙 調湿・消臭効果 水拭き不可、表面が粗い トイレ、洗面所
漆喰壁紙 漆喰、紙 耐火性、抗菌、消臭 施工に注意が必要 リビング、トイレ

なお、壁紙・クロスの張り替えリフォームの費用相場や注意点について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

おしゃれな部屋に大変身!壁紙・クロスの張り替えリフォームの費用相場や注意点

壁紙①ビニールクロスの特徴・メリットと選び方

日本の住宅において、最もスタンダードな存在であるビニールクロス。ここからは、シェア90%以上と言われるこの素材がなぜ選ばれ続けるのか、その理由と選び方を解説していきます。

国内シェア90%以上!安価で掃除もしやすい万能タイプ

ビニールクロスの主原料はポリ塩化ビニル樹脂で、最大のメリットは高い機能性とコストパフォーマンスです。加工しやすいため、織物調や石目調、木目調など、あらゆる質感をリアルに再現できます。

また、耐久性が高く、汚れても水拭きができるためメンテナンスも簡単です。さらに「防汚」「抗菌」「消臭」といった付加機能を持たせた製品も充実しており、価格帯も幅広いため予算調整がしやすい点も魅力と言えるでしょう。

「量産品(スタンダード)」と「1000番台(ハイグレード)」の違い

ビニールクロスは、大きく分けて「量産品(スタンダード)」と「1000番台(ハイグレード)」の2つに分類されます。

【量産品(スタンダード)】
価格を抑えた普及品で、シンプルで飽きのこないデザインが中心です。生地が厚めに作られていることが多く、下地の凹凸が響きにくいため、リフォーム時の張り替えでもきれいに仕上がります。

【1000番台(ハイグレード)】
色や柄のバリエーションが豊富で、キャラクター柄や機能性特化型(スーパー耐久など)も選べます。生地が薄いものが多いため、リフォーム時は丁寧な下地処理が必要です。

コスパ重視の方や小さなお子様・ペットがいるご家庭にオススメ

ビニールクロスは、コストを抑えつつ機能的な住まいを作りたい方に最適です。「量産品」をベースに、アクセントとして「1000番台」を取り入れるのが賢い選び方です。

小さなお子様がいるご家庭には汚れが落ちやすいタイプ、ペットがいる場合は爪とぎに強い「表面強化壁紙」や消臭機能付きが役立ちます。水回りから居室まで、あらゆる場所に安心して使えます。

壁紙②紙クロスの特徴・メリットと選び方

紙クロスは、ビニールクロスにはない素材そのものの温かみや独特の表情を楽しみたい方におすすめです。ここからは、和紙や輸入壁紙に代表される紙クロスの魅力と注意点をご紹介していきます。

「和紙」や「輸入壁紙」など独特の風合いとデザイン性が魅力

パルプや和紙を原料とした紙クロスは、柔らかく温かい風合いが特徴です。「和紙壁紙」は光を優しく拡散させ、落ち着いた空間を演出します。

また、欧米の「輸入壁紙」の多くも紙クロスです。色彩が鮮やかで芸術的なデザインが多く、部屋のアクセントとして人気があります。プリントの発色が良く、マットな質感が高級感を醸し出します。

通気性が良く環境に優しいが、水拭きできない点に注意

紙クロスの大きなメリットは、通気性と透湿性の高さです。壁が呼吸するように湿気をコントロールし、環境負荷も低いエコな建材です。

一方で、水や油汚れに弱く水拭きができない点には注意が必要です。また、擦れにも弱いため、人が頻繁に通る場所では表面が削れることがあります。施工には技術を要するため、費用がやや高くなる傾向があります。

個性を出したい寝室や、和室のコーディネートにオススメ

紙クロスは水回りや子供部屋には向きませんが、滞在時間が長く落ち着きを求めたい場所には最適です。

たとえば、寝室に輸入壁紙を取り入れてホテルライクにしたり、和室に和紙壁紙を使って格式高い空間に仕上げたりするのがおすすめです。経年変化による風合いの移り変わりを楽しめるのも、紙クロスならではの魅力の一つと言えるでしょう。

壁紙③木質系壁紙の特徴・メリットと選び方

床材だけでなく壁にも木を使うことで、より一層温もりのある空間になります。ここからは、本物の木やコルクを使用した木質系壁紙の特徴を見ていきましょう。

薄くスライスした銘木やコルクを使用した温かみのある素材

木質系壁紙は、天然木を薄くスライスした「突き板」やコルクを裏打ち紙に貼った壁紙です。プリントとは異なる本物の質感が魅力で、部屋に入った瞬間にほのかな木の香りが感じられることもあります。

視覚的な温かさはもちろん、コルク壁紙なら吸音性や断熱性にも優れています。

リラックス効果が高く、カントリー調やナチュラルな空間に最適

木目を見るだけで人は無意識にリラックスすると言われており、カントリーや北欧ナチュラル、和モダンとの相性は抜群です。

木質系壁紙を壁全体に貼ると重厚感が出ますが、コストを抑えるために腰壁(壁の下半分)やアクセントウォールとして使うのが一般的です。また、経年によって色味が深まる変化も楽しめます。

水回りには不向き!リビングや廊下のアクセントとして選ぶのがオススメ

木質系壁紙は水に弱いため、洗面所やキッチンなどの水回りには不向きです。また天然素材ゆえに色や木目に個体差がある点は理解しておきましょう。

おすすめはリビングの一面や玄関ホール、廊下など。お客様を迎える場所や家族が集まる場所に「本物の素材」を取り入れることで、空間のグレードを引き上げることができます。

壁紙④布クロス(織物クロス)の特徴・メリットと選び方

ホテルや美術館のような上質な空気感を自宅に取り入れたいなら、布クロスがおすすめです。ここからは、布クロスならではの重厚感と機能性について解説していきます。

麻・綿・シルクなどが織りなす高級感と重厚感が最大の特徴

布クロスは麻、綿、絹などを織り上げて作られた壁紙で、最大の魅力は圧倒的な「高級感」です。光が当たった時の繊維の光沢や織り目の立体感は、プリントでは表現できない深みがあります。

美術館やホテルで採用されることが多く、温かみがありながらも凛とした空気感を作り出せます。

通気性・調湿性が高く結露しにくいのがメリット

繊維の隙間から空気が通るため通気性と調湿性に優れ、結露が発生しにくいのが布クロスのメリットです。また、布の凹凸が音を適度に吸収し、静かな環境を作る効果も期待できます。

ただし、ほこりが付着しやすいため定期的な掃除が必要です。液体汚れは染みになりやすいため注意しましょう。

ホテルのような上質な空間を作りたい客間や寝室にオススメ

布クロスは汚れやすい場所や水回りには向きませんが、静寂が求められる寝室や、大切なお客様をもてなす応接間には最適です。

特に寝室では、調湿効果と吸音効果、そして視覚的な柔らかさが質の高い睡眠をサポートします。「予算をかけてでも上質な一部屋を作りたい」という方におすすめの素材です。

壁紙⑤オレフィン壁紙の特徴・メリットと選び方

環境への配慮と使いやすさを両立させたい場合、オレフィン壁紙が良い選択肢となります。ここからは、エコで実用的なオレフィン壁紙の特徴やメリットをご紹介していきます。

汚れやキズに強い!環境に優しいプラスチック系素材

オレフィン壁紙は、ポリエチレンなどの合成樹脂を主原料とし、ビニールクロスに近い使い勝手を持ちながら、表面強度が比較的高くキズに強いのが特徴です。

汚れを拭き取りやすい加工が施されているものも多く、最近ではプリント技術の向上によりデザインのバリエーションも増えています。

焼却時に有毒ガスが出ないため環境配慮型住宅に適している

オレフィン壁紙は焼却してもダイオキシンなどの有毒ガスがほとんど発生しないため、環境配慮型住宅やエコ意識の高い方からも選ばれています。

価格はビニールクロスよりやや割高になる傾向がありますが、機能性と環境性能のバランスが良い素材です。生地が薄いものが多いため、リフォーム時は丁寧な施工が求められます。

水拭きが可能で表面強度も高いためキッチンや子供部屋にオススメ

オレフィン壁紙は水拭きが可能で丈夫なため、油汚れが気になるキッチンや、手垢・落書きのリスクがある子供部屋、人の行き来が多い廊下などに適しています。

「ビニールクロスの便利さは欲しいけれど、環境に優しい素材を選びたい」という方にとって最良の選択肢の一つです。

壁紙⑥珪藻土壁紙の特徴・メリットと選び方

健康志向の高まりとともに注目される自然素材である「珪藻土」を使った壁紙は、調湿や消臭といった高い機能性で人気があります。

「呼吸する壁紙」として優れた調湿・消臭効果を発揮する

珪藻土壁紙は、植物プランクトンの化石からできた珪藻土を紙の上に加工した壁紙です。無数の小さな穴が湿気を吸放出するため、湿度を一定に保とうとする働きがあります。また、ニオイの分子を吸着する能力も高く、消臭効果も期待できます。

自然素材ならではのザラッとした質感とマットな風合い

左官職人が塗った壁のようなザラッとした質感とマットな風合いが、珪藻土壁紙の魅力です。光の反射が柔らかくなり、和風・洋風問わず馴染みます。

ただし本物の塗り壁ほどの厚みはないため効果は限定的です。また、擦れに弱く水拭きができないため、汚れがついた場合は消しゴムなどで優しく対応する必要があります。

トイレや洗面所などニオイや湿気がこもりやすい場所にオススメ

機能性を活かせるトイレ、洗面脱衣所、玄関、シューズクロークなどに珪藻土壁紙を採用すると、空気を爽やかに保てます。

寝室に使えば快適な睡眠環境を整えることができます。左官工事をするほどの予算や工期はかけられないけれど、自然素材を取り入れたい場合に適しています。

壁紙⑦漆喰壁紙の特徴・メリットと選び方

日本の伝統的な「漆喰」の白く美しい壁。本格的な塗り壁はハードルが高くても、漆喰壁紙なら手軽に取り入れることができます。

日本の伝統素材「漆喰」をシート化した高機能な自然素材壁紙

漆喰壁紙は、消石灰を主原料とした漆喰を特殊加工でシート化したものです。本物の漆喰同様、アルカリ性の性質を持つため、抗ウイルス・抗菌効果が期待できます。また、不燃材料として認定される高い耐火性も特徴です。

左官仕上げよりも低コストで本格的な漆喰の風合いを楽しめる

漆喰壁紙を採用するメリットとしては、左官職人による塗り壁に比べ、大幅に工期とコストを抑えられる点が挙げられます。

また、仕上がりは非常にマットで、漆喰特有の滑らかさと上品な白さが際立ちます。部屋全体が明るく清潔感のある印象になり、調湿・消臭効果も備えています。

トイレや洗面所などニオイや湿気がこもりやすい場所にオススメ

漆喰壁紙は、抗菌・消臭機能から、トイレや洗面所、ペットのいる部屋におすすめです。

ホルムアルデヒドを吸着・分解する機能を持つ製品もあり、小さなお子様やアレルギー体質の方がいるご家庭のリビングや寝室にも安心して使用できます。

壁紙・クロスの内装リフォームなら「アネシスリフォーム」

この記事では、壁紙の種類と特徴について解説してきました。壁紙・クロスの素材によって、機能や適した場所が大きく異なることがお分かりいただけたかと思います。

各壁紙の特徴やオススメの用途をまとめると、以下の通りです。

  • コストと機能のバランスが良い「ビニールクロス」
  • 風合いと通気性を楽しむ「紙クロス」「布クロス」
  • 自然の癒やしを取り入れる「木質系」「珪藻土」「漆喰」
  • ニオイや湿気がこもる場所なら「珪藻土」「漆喰」
  • 環境と耐久性に配慮した「オレフィン」

これらの特徴にあわせて壁紙を上手に使い分けることで、住まいの快適性はぐっと高まります。

「自分の家にはどの壁紙が合うの?」
「デザインと機能、どちらを優先すべき?」

上記のようなお悩みをお持ちの方は、ぜひアネシスリフォームにご相談ください。

熊本のリフォーム会社「アネシスリフォーム」では、お客様のご要望やライフスタイルを丁寧にお伺いし、最適な壁紙プランをご提案いたします。

サンプルを見ながらの具体的なコーディネート相談も承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

>>お問い合わせ|アネシスリフォーム

なお、壁紙・クロスの張り替えリフォームの費用相場や注意点について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

おしゃれな部屋に大変身!壁紙・クロスの張り替えリフォームの費用相場や注意点

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