キッチン天板の種類一覧
はじめに、キッチン天板の種類の一覧をご紹介します。
現在、各メーカーから販売されているキッチンや造作キッチンの天板(ワークトップ)には、以下の種類(素材)が存在しています。
- ステンレス
- 人工大理石(人造大理石)
- 天然大理石
- セラミック
- メラミン
- タイル
- 木材
この記事では、各キッチン天板について、メリット・デメリットをご紹介していきます。
ステンレス製キッチン天板のメリット・デメリット
ステンレス製のキッチン天板は、プロの厨房でも広く使用されているスタンダードな素材です。耐久性や耐水性、耐熱性、耐汚性(汚れにくさ)に優れており、費用面も手頃なため、現在もキッチン天板の主流となっています。
ステンレス製キッチン天板のメリット
ステンレス製キッチン天板のメリットは、以下のとおりです。
- 耐久性や耐水性、耐熱性に優れている。
- 汚れがつきにくいため衛生的でお手入れも簡単。
- 手頃な価格で購入できる。
- キッチン全体をステンレスにすることで、スタイリッシュなキッチンを演出可能。
ステンレス製キッチン天板のデメリット
ステンレス製キッチン天板のデメリットは、以下のとおりです。
- 耐久性には優れているものの、細かな傷はつきやすい。
- 鍋やフライパン等からの「もらいサビ」や、水垢がついてしまう場合も。
- 基本的にステンレス天板はシルバーのみで、カラーバリエーションは無い。
人工大理石(人造大理石)製キッチン天板のメリット・デメリット
人工大理石(人造大理石)製のキッチン天板は、天然大理石に模して人工的につくられた素材のことを指します。
なお、人造大理石と人工大理石には、以下のような違いがあります。
- 人造大理石:「テラゾー」とも呼ばれる人造大理石は、粉砕した天然大理石を樹脂やセメントで固めて作る半人工素材のことを指します。
- 人工大理石:人工大理石は、ポリエステル樹脂やアクリル樹脂を主成分に用いた人工素材のことを指します。
人工大理石(人造大理石)製キッチン天板のメリット
人工大理石(人造大理石)製キッチン天板のメリットは、以下のとおりです。
- 色やデザインが豊富でインテリアと馴染みやすい。
- 天板とシンクを統一すれば繋ぎ目ができない。
- 食器をシンクに置いたときの音が静か。
- 表面の細かいキズや汚れは研磨で落とせる。
- 白い人造大理石キッチンなら水垢が目立ちにくい。
人工大理石(人造大理石)製キッチン天板のデメリット
人工大理石(人造大理石)製キッチン天板のデメリットは、以下のとおりです。
- 耐熱性が弱く、変色しやすい。
- 醤油などの液体でシミができやすい。
- 紫外線などで黄ばむことがある。
- シンクが割れる場合がある。
人工大理石(人造大理石)製キッチン天板のメリット・デメリットについて、さらに詳しくは以下の記事をご覧ください。
>>キッチン天板を人造大理石(人工大理石)にするメリット・デメリット|リ;コーデ
天然大理石製キッチン天板のメリット・デメリット
天然大理石製のキッチン天板は、自然界の石灰岩にマグマの熱・圧力が加わり結晶化した「大理石」を採石し、加工した「天然大理石」を素材として使用しています。
天然大理石製キッチン天板のメリット
天然大理石製キッチン天板のメリットは、以下のとおりです。
- 天然大理石の輝きで、高級感・重厚感のあるキッチンを演出できる。
- インテリアとも調和するので、憧れのキッチンを実現できる。
天然大理石製キッチン天板のデメリット
天然大理石製キッチン天板のデメリットは、以下のとおりです。
- 加工や運搬コストが高いため、費用が高い。
- 水分を吸いやすく、耐水性が弱い。
- 繊細なため、メンテナンスコストも高い。
セラミック製キッチン天板のメリット・デメリット
セラミック製のキッチン天板は、陶器のように加熱処理によって製造される工業製品「セラミック」を素材として使用しています。特徴としては、高級感のある見た目や、ツルツルではない凸凹の肌触りなどが挙げられます。
セラミック製キッチン天板のメリット
セラミック製キッチン天板のメリットは、以下のとおりです。
- 耐熱性が高いので短時間であれば熱いフライパンや鍋を直接置ける。
- 耐久性が高いので、細かい傷がつきにくい。
- 傷がつきにくいため、傷の中に汚れがたまることもなく、汚れにも強い。
- 高級感のある見た目や、凸凹の肌触りが好きな方にはオススメ。
セラミック製キッチン天板のデメリット
セラミック製キッチン天板のデメリットは、以下のとおりです。
- ステンレスや人工大理石(人造大理石)のキッチン天板と比べると、費用が高い。
メラミン製キッチン天板のメリット・デメリット
メラミン製のキッチン天板は、表面がメラミン樹脂、中心部がフェノール樹脂で構成された高耐久プラスチックの「メラミン化粧板」を素材として使用しています。
メラミン製キッチン天板のメリット
メラミン製キッチン天板のメリットは、以下のとおりです。
- プラスチックでありながら、耐久力が高い。
- 表面硬度が高いので、傷がつきにくい。
- しょう油やソースなどの汚れがつきにくい。
- 耐熱性もある程度はある。
- プラスチックなのでリーズナブル。
- さまざまなデザインを選べるので、インテリアと調和させやすい。
メラミン製キッチン天板のデメリット
メラミン製キッチン天板のデメリットは、以下のとおりです。
タイル製キッチン天板のメリット・デメリット
タイル製のキッチン天板は、陶磁器製の建築材料であるタイルをワークトップの素材として使用しています。
タイル製キッチン天板のメリット
タイル製キッチン天板のメリットは、以下のとおりです。
- カントリースタイルのキッチンを演出することができる。
- お風呂場で使用されることも多いタイルは、耐水性もバツグン。
- 耐熱性も優れており、汚れにも強い。
タイル製キッチン天板のデメリット
タイル製キッチン天板のデメリットは、以下のとおりです。
- 目地部分に汚れが付きやすい。(最近は目地部分に防汚処理をしたタイルも登場)
- 目地部分の汚れを掃除する必要があるのでメンテナンスが大変。
- 基本はオーダーメイドになるので、高価格になりやすい。
木材製キッチン天板のメリット・デメリット
木材製のキッチン天板は、「木材」をワークトップの素材として使用しています。具体的には、1枚板の「無垢板」と、複数の木材を張り合わせた「集成材」の2種類があります。
木材製キッチン天板のメリット
木材製キッチン天板のメリットは、以下のとおりです。
- 木のぬくもりを感じられるキッチンを演出できる。
- 丁寧にメンテナンスすることで、木の天板が光沢を放つようになる。
木材製キッチン天板のデメリット
木材製キッチン天板のデメリットは、以下のとおりです。
- 温度変化により木材に隙間が生まれる可能性がある。
- お手入れを怠ると木が腐ってしまうこともある。
キッチンのリフォームなら「リ;コーデ」にお任せ!
この記事では、キッチン天板(ワークトップ)の種類について、7つの素材ごとにメリット・デメリットを解説してきました。
キッチン天板は、一般的なステンレス意外にも、さまざまな種類が存在します。そして、それぞれ個性やメリットが異なるので、ご自宅にあったキッチン天板を探すのも、キッチンリフォームの際の楽しみのひとつになるのではないでしょうか。
「そろそろキッチンをリフォームしようかな……」と思っている方は、熊本県のリフォーム会社「リ;コーデ」まで、お気軽にご相談ください。
なお、キッチンリフォームについて、リフォーム費用など詳しくは以下の記事をご覧ください。