トイレに手洗い器は必要？設置メリットやリフォーム費用相場

そもそもトイレ手洗い器とは？

トイレ手洗い器とは、トイレの室内に設置する洗面器（手洗器）のことを指します。

トイレ室内に設置することで、トイレの中で手を洗うことができ、ドアノブなどを清潔に保てるメリットが期待できます。

最近ではトイレに手洗い器がついていない「タンクレストイレ」が流行っているので、トイレ手洗い器を設置するご家庭も増えてきています。

なお、今回の記事ではトイレに手洗い器がついていない「タンクレストイレ」を使用している場合に、トイレ室内に手洗い器を設置するリフォームについて解説していきます。

ここでは、トイレ手洗い器の種類について見ていきましょう。

「置き型タイプ」のトイレ手洗い器は、別名「収納タイプ」とも呼ばれ、最も一般的な手洗い器に分類されます。洗面台のボウルの下に収納スペースがあり、掃除用具やトイレットペーパー等を収納しておくことができます。

また、収納スペースを確保しなくてはいけない関係上、面積が広いトイレにオススメの手洗い器タイプです。

カウンタータイプは、まず壁にカウンターを設置して、そのカウンターの上に手洗い器を取り付けるタイプのトイレ手洗い器です。見た目がオシャレなので近年は特に人気で、トイレまでオシャレをこだわりたい方にオススメです。

ブラケットタイプは、壁に埋め込んで設置するタイプの手洗い器です。省スペースのトイレであっても設置できるのが最大の特徴ですが、壁に埋め込む関係上、賃貸物件の場合はリフォーム前に管理会社等に許可を得る必要があります。

ここからは、トイレ手洗い器を導入するメリットについて解説していきます。

トイレ室内に手洗い器を設置することで、わざわざ洗面所まで行かなくても、すぐに手を洗えるようになります。また、住宅の2階にあるトイレで、洗面所までの距離が遠い場合などでも、トイレ内に手洗い器を設置することで利便性が向上します。

トイレ内で手洗いまで済ませることができれば、ドアを開けるときに洗った後の手で触れることになるため、ドアノブ等を清潔に保つことが可能になります。

また、近年は新型コロナウィルスの流行にともない、家の中においても除菌の意識が高まっています。コロナ対策という意味でも、トイレに手洗い器を設置することは効果的であると言えるでしょう。

トイレ内に設置する手洗い器は、高さを70～80cm程度の範囲で調整することができるため、お子様やご高齢の方でも使いやすい高さに手洗いを設置することができます。

トイレに手洗い器を設置する際に注意しなくてはいけないのが、トイレ室内のスペース（広さ）です。

トイレの標準的なサイズは「縦120センチ×横80センチ」と言われていますが、狭すぎるトイレの場合や、ドアの位置などにより、手洗い器の設置が難しいケースもあります。

ただし、狭いトイレであっても、ブラケットタイプなど省スペースのトイレに設置できる手洗い器も発売されているので、まずはリフォーム業者に相談するのが良いでしょう。

トイレに手洗い器を設置する場合のリフォーム費用相場は以下のとおりです。

なお、トイレ手洗い器の設置費用は、手洗い器を新しく設置する場合と、手洗い器を交換する場合で費用が異なります。

※上記リフォーム費用はあくまでも目安です。設置する手洗い器の品番等により、リフォーム費用は異なります。

※上記リフォーム費用はあくまでも目安です。設置する手洗い器の品番等により、リフォーム費用は異なります。

トイレ手洗い器の新規設置・交換にかかる工事期間は、大体1～3日程度です。ただし、トイレ全体のリフォームと同時に行う場合は、最大10日程度かかる場合もあります。

トイレ全体のリフォームについては、以下の記事をご覧ください。

この記事では、トイレの室内に設置する手洗い器の種類や導入メリット、注意点、リフォーム費用相場などについて解説してきました。

トイレに手洗い器を設置する際は、置き型タイプ（収納タイプ）、カウンタータイプ、ブラケットタイプの3種類のなかから、トイレの広さやデザインの好み、予算などに応じて選択すると良いでしょう。

トイレ手洗い器のリフォームについてのご相談や疑問、お悩みなどございましたら、設計士と直接話しながら進める“大人のリフォーム”で話題の「リ；コーデ」まで、お気軽にお問い合わせください。