ユニットバス（浴室）の床だけ交換は可能？
「浴室の床だけツルツル滑りやすいから交換したい……」
こんなお悩みをお持ちではないですか？
結論から言うと、浴室の床だけリフォームすることは可能です。
ただし、パーツがすべてセットで製造されているユニットバスの場合は、床を交換する際の選択肢が限られてしまいます。
この記事では、浴室やユニットバスの床だけを交換する方法や費用相場、素材ごとの床材の特徴や選び方、床だけを交換するメリットなどについてご紹介していきます。
なお、お風呂全体のリフォームを考えている方は、以下の記事も参考までにご覧ください。
＞＞寒い？汚れが落ちない？築30年のお家にオススメのお風呂リフォームや費用｜アネシスリフォーム リ；コーデ
ユニットバス（浴室）の床だけを交換する方法と費用相場
ここからは、ユニットバスやユニットバス以外の浴室の床だけを交換する方法と費用相場についてご紹介していきます。
浴室用床シートを貼り付け：5～10万円程度
浴室用の床シートを元の床の上に貼り付けるリフォームなら、「5～10万円」程度の費用で行うことができます。既存の床の解体など大掛かりな工事が必要無いので、低予算かつ短時間でリフォームが完了するのも魅力的です。
現在販売されている浴室用床シートは、滑りにくくなっていたり、クッション性（弾力性）があり転倒時にも怪我をしにくくなっていたりします。また、ヒートショック対策のため優れた断熱性を備えている浴室用床シートや、汚れが落ちやすくなっている浴室用床シートも存在します。
風呂床の塗装・コーティング：20万円程度
ユニットバスなどのお風呂の床がひどく汚れており、見た目を改善させたい場合は、風呂床の塗装・コーティングがオススメです。
風呂床の塗装・コーティングは、風呂床の広さにもよりますが、大体「20万円」程度が費用相場となっています。
なお、風呂床の素材がタイルやホーローの場合は塗装・コーティングに向いていません。ユニットバスで一般的に使用されている床素材は樹脂製や人工大理石なので、問題なく塗装・コーティングは可能です。
風呂床の部分補修：3万円程度～
ユニットバスなどの風呂床タイルの一部分が割れてしまっている場合などは、風呂床の部分補修リフォームがオススメです。
風呂床タイルの一部分を補修リフォームする場合の費用は、補修の規模にもよりますが「3万円～」程度が費用相場となっています。
ただし、風呂床の痛みが酷く下地木材が腐ったり傷んだりしている場合は、風呂床全体の張り替えリフォームが必要になる可能性もあります。
風呂床全体の張り替えリフォーム：10～20万円程度
風呂床の損傷が激しい場合は、風呂床全体の張り替えリフォームが必要になります。風呂床全体の張り替えリフォームを行う場合の費用相場は、「10～20万円」程度となっています。
ただし、ユニットバスは床や天井・浴槽などのパーツがすべてセットになっているため、床のみを張り替えることはできません。そのため、ユニットバスの床を交換したい場合は、ユニットバス自体の交換が必要になります。
ユニットバスの交換リフォーム：90～150万円
ユニットバスからユニットバスへ交換する場合のリフォーム費用相場は「90～150万円」となっています。また、浴室リフォームにかかる工期は「2～5日間」程度です。
ユニットバスの交換リフォームなどについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
＞＞寒い？汚れが落ちない？築30年のお家にオススメのお風呂リフォームや費用｜アネシスリフォーム リ；コーデ
素材ごとの床材の特徴や選び方・費用相場
風呂床全体の張り替えリフォームを行う際に、どういった素材を選ぶべきか迷う人もいるのではないでしょうか。
ここからは、風呂床の素材ごとの特徴や費用相場、選び方などについてご紹介していきます。
樹脂：5万円～
特徴:
樹脂素材は軽量で加工がしやすく、耐水性・耐久性にも優れています。最近ではデザイン性の高いものも増えており、リーズナブルな価格でリフォーム可能です。
なお、風呂床全体の張り替えリフォームを樹脂素材で行う場合の費用相場は、「5万円～」程度となっています。（素材のグレードにより、リフォーム費用は大きく代わる可能性があります）
- メリット
- コストパフォーマンスが高い
- 防カビ加工が施された製品も多い
- 手入れが簡単
- デメリット
- 高級感に欠ける
- 傷がつき
繊維強化プラスチック（FRP）：10万円～
特徴:
繊維強化プラスチック（FRP）は、耐久性と防水性に優れた素材です。軽量で施工もしやすく、幅広いリフォームに対応可能です。なお、風呂床全体の張り替えリフォームを繊維強化プラスチック（FRP）で行う場合の費用相場は、「10万円～」程度となっています。（素材のグレードにより、リフォーム費用は大きく代わる可能性があります）
- メリット
- 耐水性・耐衝撃性に優れる
- カラーバリエーションが豊富
- メンテナンスが容易
- デメリット
- 長期間使用すると劣化が目立つ場合がある
- コストが樹脂よりも高い
木材：15万円～
特徴:
木材の床は高級感があり、温かみのある空間を演出できます。特にヒノキなどの耐水性の高い木材が使用されることが多いです。なお、風呂床全体の張り替えリフォームを木材で行う場合の費用相場は、「15万円～」程度となっています。（素材のグレードにより、リフォーム費用は大きく代わる可能性があります）
- メリット
- 自然素材ならではの風合いと香り
- 高級感がある
- 定期的なメンテナンスで長持ちする
- デメリット
- 費用が高い
- カビや腐食のリスクがある
- メンテナンスに手間がかかる
タイル：14万円～
特徴:
タイル床はデザイン性に優れ、多種多様なパターンや色を楽しむことができます。耐久性が高く、熱にも強いのが特徴です。なお、風呂床全体の張り替えリフォームをタイルで行う場合の費用相場は、「14万円～」程度となっています。（素材のグレードにより、リフォーム費用は大きく代わる可能性があります）
- メリット
- 高いデザイン性
- 耐久性・耐熱性に優れる
- カビや汚れに強い製品も多い
- デメリット
- 表面が滑りやすい場合がある
- 施工に時間と費用がかかる
石材（20万円～）
特徴:
石材は豪華で重厚感のある仕上がりになる高級素材です。天然石や人工石があり、それぞれ異なる風合いを楽しむことができます。なお、風呂床全体の張り替えリフォームを石材で行う場合の費用相場は、「20万円～」程度となっています。（素材のグレードにより、リフォーム費用は大きく代わる可能性があります）
- メリット
- 耐久性が非常に高い
- 高級感がある
- 磨けば美しい光沢を維持できる
- デメリット
- 費用が高い
- 重量があるため施工が難しい場合も
ユニットバス（浴室）の床だけ交換するメリット
ここからは、ユニットバス（浴室）の床だけ交換するメリットについてご紹介していきます。滑りにくい床にすることで安全性がアップ
ユニットバスや浴室の床だけを滑りにくい床にリフォームすることで、お風呂場で滑って転倒する事故を防ぎやすくなるなど、安全性をアップすることができます。
「今のお風呂の床がツルツルして滑りやすい……」といった方は、滑りにくい床へのリフォームをご検討してみることをオススメします。
断熱性能が高い床材への交換でヒートショック予防に
ユニットバスや浴室の床を断熱性能が高い床材や床シートに交換リフォームすることで、お風呂場の断熱性能を高めることができます。
お風呂場の断熱性能が高まることで、高齢者に多いヒートショックを予防する効果が期待できます。
保湿効果がアップするので美容にもプラス
熱を逃がしにくい断熱性能に優れた床材（FRPや断熱機能を備えた床シートなど）にすることで、浴室の保湿効果が高まります。
その結果、入浴中や入浴直後の肌から水分が失われにくくなり、潤いをキープしやすくなります。入浴時の美容効果をよりアップしたい方は、お風呂の床リフォームをご検討ください。
汚れが溜まりにくい床材にすることでカビの発生を抑えられる
「お風呂の床にすぐカビが生えてしまいお手入れが大変……」
こんな悩みをお抱えではありませんか？
防カビが施された床材や、お掃除しやすいように加工された床材を使用することで、お風呂の床に汚れが溜まりにくくなり、お手入れしやすくなります。
お風呂場のカビに悩まされている方は、ぜひご検討ください。
条件次第では介護保険も利用可能！
滑りにくい風呂床への交換リフォームは、介護保険の適用対象となります。そのため、介護保険の条件を満たすことで、介護保険を利用したリフォームを実施することができます。
介護保険を使ったリフォームの手順や事例について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
＞＞介護リフォームとは？介護保険を使ったリフォームの手順や事例｜アネシスリフォーム リ；コーデ
浴室の床だけ交換なら「アネシスリフォーム リ；コーデ」へ
この記事では、浴室やユニットバスの床だけを交換する方法や費用相場、素材ごとの床材の特徴や選び方、床だけを交換するメリットなどについてご紹介しました。お風呂の床を交換することで、滑りにくくなり安全性がアップしたり、断熱性が高まってヒートショックを防ぎやすくなったりするメリットが期待できます。
また、パーツが全てセットになっているユニットバスであっても、方法によっては床のみを交換リフォームすることが可能です。
お風呂の床だけをリフォームしたい方は、熊本県のリフォーム会社「アネシスリフォーム リ；コーデ」まで、お気軽にお問い合わせください。
