リノベーションマンションとは？メリット・デメリットを徹底解説

リノベーションマンションとは？

リノベーションマンションとは、中古マンションをリノベーションして、新築時よりも間取りや設備を向上させ、暮らしやすくしたマンションのことを指します。

リノベーションマンションには、すでに業者がリノベーションをして販売しているマンションを購入するケースと、中古マンションを購入してから自分でリフォーム業者などに依頼してリノベーションを施すケースの2パターンがあります。

既にリノベ済みのリノベーションマンションを購入する場合のメリットとしては、リノベーション後の部屋の雰囲気を見てから購入できる点や、すぐに入居できる点などが挙げられます。また、リノベーション済みなので、購入後にさらに費用がかかることはありません。

ただし、リノベーション後の雰囲気が自分に合わなかったり、割高になってしまったりする可能性もあります。

一方、中古マンションを購入して自分でリフォーム業者に依頼してリノベーションを施す場合のメリットとしては、住みたい地域の物件を見つけやすい点や、間取りや設備・内装デザインなどを自分好みにオーダーできる点が挙げられます。

ただし、リノベーションをリフォーム業者に依頼する手間や、リノベーション完了までは引っ越せないといったデメリットも存在します。

ここからは、新築マンションと比べた場合のリノベーションマンションのメリットをご紹介していきます。

リノベーションマンションは、新築マンションに比べるとご自身のライフスタイルや好みに合わせて、間取りや内装、設備などを自由にカスタマイズすることができます。

具体的には、独身であればワンルーム、夫婦2人暮らしなら2LDK、将来子どもが生まれることを想定するのであれば3LDK以上など、現在または将来の生活を見据えたカスタマイズを行えます。

リノベーションマンションは、リノベ済みのマンションを購入する場合でも、中古マンションを購入して自分でリノベーションを依頼する場合でも、基本的に新築マンションよりも費用が安くなる傾向にあります。

マンションの価格は地域や広さ、立地条件など様々な要素に左右されるため一概には言えませんが、新築マンションに比べて「～500万円」程度コストダウンできる可能性があります。

中古マンションを購入して自分でリノベーションを依頼する場合、新築マンションに比べて希望の条件に合う物件を見つけやすいというメリットがあります。

その理由は、新築マンションに比べて中古マンションのほうが販売数が多いためです。中古マンションのほうが新築マンションより数が多いので、「駅に近い」、「ペット可」、「学校や商業施設に近い」といったご希望の条件に合った物件が見つけやすくなります。

マンションの売却価格は、一般的に新築後15年までは下がり続け、それ以降は下がりにくくなると言われています。そのため、築15年以上のリノベーション物件であれば、売却時も購入したときの価格に比べてそれほど下がっていないことが予想できます。（リノベ済みのマンションを購入する場合）

また、中古マンションを購入して自分でリノベーションを依頼する場合、売却時の価格はリノベーション費用も含んだ価格となるケースが多いです。そういった意味でも、リノベーションマンションは新築マンションに比べて売却の際は売りやすく価格も下がりにくい点がメリットと言えるでしょう。

ここからは、リノベーションマンションのデメリットを解説してきます。なお、ここでご紹介するデメリットは、主に中古マンションを購入して自分でリノベーションを依頼する場合のデメリットとなります。

リノベーションは、基本的に住宅ローンよりも金利が高いリフォームローンを利用することになります。ご自身で中古マンションのリノベーションを依頼する場合は、リフォームローンの金利も把握しておいたほうが良いでしょう。
リフォームローンについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

中古マンションをフルリノベーションする場合、内装はすべて変更することができますが、基礎や柱、床下の配管スペースの関係などで、間取りに制限がかかる可能性もあります。

中古マンションを購入前に、希望するリノベーションを行えるかどうか、リフォーム業者などに確認することをオススメします。

中古マンションを購入して、リフォーム業者にフルリノベーションを依頼する場合、リノベーション工事が完了するまで半年近くかかる場合もあります。

その間は現在の住居に住み続けることになるので、事前にしっかりとした計画をたてる必要があるでしょう。

2021年現在の新耐震基準は、1981年6月から施行されました。その内容は「震度5強程度の中規模地震では軽微な損傷、震度6強から7に達する程度の大規模地震でも倒壊は免れる」というものです。
従って、建てられたのが1981年より前の中古マンションは、耐震性が不十分の可能性もあるので注意が必要です。

この記事では、リノベーションマンションのメリット・デメリットについて、詳しくご紹介してきました。

リノベーションマンションは新築マンションに比べて、コスト面で優れていたり、カスタマイズを自由に行なえたりするメリットがあります。その一方で、金利が高いリフォームローンを利用する必要があるなど、デメリットについても理解する必要があります。

熊本県内で、これから中古マンションを購入してリノベーションしようと考えている方は、設計士と直接話しながら進める“大人のリフォーム”で話題の「リ；コーデ」までお気軽にお問い合わせください。