Date. 2022.08.18

中古住宅を買ってリフォームするのは割安?リノベ費用や注意点

中古住宅を買ってリフォームとは?

リフォームを行う方のなかには、実家などの持ち家だけでなく、中古住宅を購入してリフォームする方もいらっしゃいます。

中古住宅を購入してリフォームする場合、新築に比べると費用面や立地面でプラスになる場合があります。

住宅の「一次取得者」と「二次取得者」の違い

住宅には、一次取得者と二次取得者があります。

  • 一次取得者:新築・中古を問わず、物件を初めて購入する世帯主のことを指します。
  • 二次取得者:実家などの持ち家(不動産)に対して、建て替えやリフォームを行う世帯主のことを指します。

なお、中古住宅を購入してリフォームをする場合も、「一次取得者」にあたります。

熊本で中古住宅を買ってリフォームする費用相場は「2000万~3000万円」前後


熊本県で中古住宅を買ってリフォームする場合の費用相場は、「2,000万~3,000万円」前後となっています。

価格に開きがあるのは、中古住宅の購入価格が、立地や築年数、住宅の広さ等によって変わってくるためです。

中古住宅の価格は市区町村や築年数によって異なる

熊本県内の中古住宅の価格は、どの市区町村かによって変わります。

最も高いのは「熊本市中央区」で「約2,000万円」、次に熊本市東区、北区、南区、西区などが「約1,700万円」程度で続きます。

また、築年数については、築年数が短い物件のほうが高く、長くなるにつれて安くなっていきます。築5年と築20年で、約300万円近くの違いが出る傾向にあります。

リフォーム費用は中古住宅の築年数やリフォーム内容によって異なる

中古住宅を購入してリフォームする場合のリフォーム費用相場は、中古住宅の築年数によって左右されます。

一般的な目安として、築年数ごとのリフォーム費用相場と工事内容は以下のとおりです。

●築年数ごとのリフォーム費用相場と工事内容

  • 築10年:100万円程度/クロス張り替え、外壁・屋根リフォーム等
  • 築15年:300万円程度/住宅設備リフォーム
  • 築20年:400~700万円程度/フローリング張り替え、水回り交換等
  • 築30年:500~2,000万円程度/住宅設備の交換、断熱リフォーム、耐震補強リフォーム、間取り変更等

※上記費用はあくまでも目安です。中古住宅の状態や希望するリフォーム内容により、必要なリフォーム費用は異なります。

築30年以上の木造住宅リフォームについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>>築30年住宅はリフォームで何年住める?リノベーション費用やポイント|リ;コーデ

中古住宅を買ってリフォーム・リノベするメリット


ここでは、中古住宅を買ってリフォーム・リノベーションを行うメリットについて解説していきます。

新築の場合に比べて割安

中古住宅を買ってリフォームする場合、注文住宅を新築で建てる場合に比べて、費用が割安になる傾向にあります。

上記でもお伝えした通り、熊本県で中古住宅を買ってリフォームする場合の費用相場が「2,000万~3,000万円」前後なのに対し、注文住宅を新築で建てる場合は「3,000万~4,000万円」以上となっています。

こちらの価格はあくまでも目安に過ぎませんが、中古住宅を買ってリフォームする場合のほうが、大体「1,000万~2,000万円」以上は割安になる計算になります。

リフォームと新築(建て替え)の費用・税金の違いについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>>徹底比較!リフォームと新築(建て替え)の費用・税金の違い|リ;コーデ

新築に比べて立地の良い物件を見つけやすい

注文住宅を新築で建てる場合、土地を持っていない場合は土地探しから行わなくてはいけません。駅の近くなどの土地は基本的にすでに埋まっていることが多く、なかなか条件に見合う土地が見つからない場合も多いでしょう。

その場合、いい土地が見つからないといつまでも家を建てることができませんし、条件を妥協するケースも出てくると思います。

中古住宅を買ってリフォームする場合、新築の場合にくらべて駅チカなど希望に沿う好立地の場所を探しやすくなるメリットがあります。

注文住宅より割安に理想の住宅をデザインできる

「注文住宅」は、施主が自分で決めた通りの間取りや設備、外観に仕上げることができる住宅のことを指します。つまり、自分の「理想の家」を建てることができます。

なお、あらかじめ間取りや外観が決められているタイプの住宅を、「建売住宅」といいます。

注文住宅は自由度が高い反面、建売住宅よりも価格が高くなる傾向にあります。

中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションをすれば、注文住宅よりも価格を抑えつつ、自分の希望を叶えた自由度の高い「理想の家」をつくることができます。

リフォーム・リノベーションについての知識を深めたい方は、以下の記事をご覧ください。

>>リフォームとは?リフォームの種類や改築・建て替えとの違い|リ;コーデ

>>リフォームを考え始めたときの準備は何が必要?用意すべき物は?|リ;コーデ

>>リフォームとリノベーションの違いとは?工事事例ごとの費用相場|リ;コーデ

中古住宅を買ってリフォームする場合の注意点


ここからは、中古住宅を買ってリフォーム・リノベーションを行う注意点について解説していきます。

間取り変更しにくい建築方法に注意

木造一戸建ての住宅には、主に以下3つの建築方法があります。

  • 木造軸組工法:日本でもっとも多く採用されている代表的な建築方法。
  • 2×4(ツーバイフォー)工法:均一サイズの角材と合板を接合し、柱や梁の代わりとして使用する建築方法。「木造枠組壁工法」のひとつ。
  • プレハブ工法:工場生産の壁・床・天井を組み合わせる建築方法。

上記3つのうち、「プレハブ工法」と「2×4(ツーバイフォー)工法」には壊せない壁が存在するため、リフォームの自由度が下がってしまいます。中古物件を購入して間取り変更を伴うリフォーム・リノベーションするつもりの場合は、「木造軸組工法」を選ぶのがオススメです。

建ぺい率や容積率による増築制限に注意

また、リフォーム・リノベーションの際には建ぺい率や容積率による増築制限にも注意が必要です。

  • 建ぺい率:建ぺい率とは、土地の広さに対し、どの割合まで建物に使用できるかを表した数値です。
  • 容積率:容積率とは、その土地で建築が許されている、建物の延べ床面積(床面積の合計)を表した数値です。

なお、地域によってはその他にもリフォーム・リノベーションに対して制限が設けられている可能性もあるので、リフォーム業者とよく相談しながら進めることをオススメします。

築年数が30年超えの一軒家は検査が必要

築年数30年以上の木造一軒家を中古で購入してリフォームする場合、事前にリフォームできる状態かどうかをチェックしておいたほうが良いでしょう。

たとえば、「構造躯体に問題がある」、「シロアリ被害がある」、「台風などで雨漏りや建物の亀裂がある」などの場合は、躯体の補強ややり替え等が必要になり、結果的に「新築のほうが安かった」といったケースも考えられます。

築30年以上の木造住宅リフォームについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

>>築30年住宅はリフォームで何年住める?リノベーション費用やポイント|リ;コーデ

中古住宅を買ってリフォーム・リノベするなら「リ;コーデ」へ

この記事でご紹介した通り、中古住宅を買ってリフォーム・リノベーションを行う場合、注文住宅を新築で建てる場合に比べて割安で、なおかつ好立地の場所に家を持つことができる可能性が高くなります。

「新築より少し割安で、駅チカなどの好立地な場所に家を持ちたい」と考えている方にとっては、中古住宅を買ってリフォーム・リノベーションするのがオススメです。

中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションをお考えの方は、「リ;コーデ」までお気軽にお問い合わせください。

>>お問い合わせ|リ;コーデ

一覧にもどる