実家の隣にあった現在は住まなくなった祖母の家を、子育てのしやすさから譲り受けて住むことにしました。古いながらも祖母が大事に使ってきた家なので、使える部分は使いながら新しくきれいにリノベーションしたいというのが希望でした。プランについては私達の希望をしっかり汲み取って頂き、新築とは違い多くの制約がある中、また限りある予算の中で満足なプランを作って頂きました。子供にもとても優しくして頂き、子供達も毎週打ち合わせに行くのを楽しみにしていました。一枚板のカウンターを希望した際には木材屋さんまで一緒に連れて行って下さったおかげでとても素敵な一枚板にも出会えました。職場でもある実家が隣だったので、工事中も毎日のように様子を見ることができましたが、現場監督さんも工事の職人さんもとても丁寧な対応をされていましたし、現場もいつも整理整頓されていました。ちょうど3人目の子供の出産時期と重なったのですが、出産までに引っ越しができ生活できる状態にしてくださったことで安心して出産を迎えることができました。

玄関から帰ると必ずリビングを通るように、玄関ホールと階段ホールの間に壁を設け、リビングへの動線へと変えました。階段ホールへも明りを通すよう上部に室内窓を設けています。人が集うLDKには小上がりの和室を設け、小さなお子様達はここで遊んだり、小学校に上がってからは宿題をしたりするスペースとなります。来客時は客間になり、小上がりには腰掛けることもできるため、集う人の人数によって様々な使い方ができます。和室の天井は実は元々の天井を再利用。お祖母様から受け継いだあたたかさを感じられる場所にもなっています。キッチンのカウンターはこだわりの一枚板。お酒が大好きなご主人のご希望で、カウンター横にはワインセラーを置けるスペースも設けました。子供室は今は広いワンルームと収納、将来は3つに仕切れるように照明やコンセントを配置しました。立派な梁を現したログハウスのような可愛らしい子供室にはお子様達のご希望のハンモックを。2階は間取りは変えずに内装を綺麗にしてコスト調整をしました。水回りの設備は機能性重視。お掃除がしやすく使いやすい設備を提案しました。