Date. 2021.11.11

長期優良住宅化リフォームとは?制度の内容や補助金

「長期優良住宅化リフォーム」とは?


「長期優良住宅化リフォーム」とは、「長期優良住宅(認定長期優良住宅)」として認定されるためのリフォームのことを指します。

長期優良住宅(認定長期優良住宅)とは?

長期優良住宅(認定長期優良住宅)とは、自治体から「長期に渡って良好な状態を維持できるように設計されている」と認定された住宅のことを指します。

長期優良住宅化リフォームとは具体的には、住宅の耐震性能や断熱性能の向上や、シロアリ対策やバリアフリー化を行うことが求められます。「長期優良住宅化リフォーム」の認定基準については、次の項目で詳しく解説します。

「長期優良住宅化リフォーム」の認定基準


「長期優良住宅」として認定を受けるためには、大きく分けて以下の3つを行う必要があります。

インスペクション(住宅診断)の実施

インスペクション(住宅診断)とは、住宅の耐震性や耐久性が確保されているかどうかをチェックすることを指します。インスペクション(住宅診断)の結果次第で、耐震補強リフォームやシロアリ対策など、長期優良住宅化に必要なリフォーム内容が決定します。

リフォーム工事後の耐震性と劣化対策、省エネルギー性の確保

リフォームが終わったあと、インスペクション(住宅診断)の結果に基づいて、一定基準を超える耐震性能や各部位劣化対策、省エネルギー性の確保(窓の断熱化)などが行われている必要があります。

維持保全計画・履歴の作成

維持保全計画とは、長期優良住宅を建てたあとのメンテナンス計画のことを指します。「長期に渡って良好な状態を維持できる」が長期優良住宅の条件となるので、建てた時点だけではなく、建てたあとも良好な状態を保つ必要があるのです。

維持保全計画は、構造躯体(建物の骨組み)、屋根・外壁・開口部等、配管設備(給水管、排水管)などの各部位について、点検時期やメンテナンス内容を定めるのが一般的です。

長期優良住宅化リフォームの費用相場


ここからは、長期優良住宅化リフォームの費用相場をご紹介していきます。

インスペクションの内容(住宅診断)と費用相場

インスペクションは専門の既存住宅状況調査技術者が実施します。
屋根・外壁等の外回り、室内、床下、小屋裏・天井裏、設備を目視にて確認し、劣化の状況や雨漏れ、水漏れ、家の傾き、シロアリ被害等の欠陥の有無を調べます。
費用は5~10万円です。

基本となる性能向上リフォーム工事の費用相場

  • 耐震リフォーム:25~150万円
  • シロアリ対策(駆除・予防リフォーム):1,800~3,500円/㎡
  • シロアリ対策(基礎補強・劣化箇所補修):30~300万円(劣化規模によって変動)
  • 在来浴室からユニットバスへ変更:60~150万円程度
  • 床下・天井への点検口追加:2~6万円程度/1箇所
  • 窓の断熱化:5~60万円程度/1箇所
  • エコキュートの設置:40~90万円/1台(機種により変動)
  • バリアフリー化(手すり設置): 3~10万円程度/1箇所
  • バリアフリー化(床の段差を解消):1~20万円程度/1箇所
  • 節水型トイレへの交換:10~35万円程度/1台
  • 高断熱浴槽付きの浴室改修:50~90万円程度/1箇所
  • 外壁・屋根の改修:50~350万円程度/1箇所

※上記リフォーム費用はあくまでも目安です。リフォーム内容や状況によって価格は変化します。
※リフォーム内容について詳しくは、「リ;コーデ」までお問い合わせください。
>>お問い合わせ|リ;コーデ

その他、長期維持管理のためのリフォーム工事の費用相場

  • 三世代同居(浴室増築):75~250万円程度
  • 三世代同居(キッチン新設):30~250万円程度
  • 子育て世帯向け改修工事(キッチンを対面型に更新):100万円~200万円程度
  • 防災性向上改修工事(耐風シャッター設置):15万円~20万円程度

※上記リフォーム費用はあくまでも目安です。リフォーム内容や状況によって価格は変化します。

長期優良住宅化リフォームの各工事内容について詳しくは、「リ;コーデ」までお問い合わせください。

>>お問い合わせ|リ;コーデ

長期優良住宅化リフォームの補助金


長期優良住宅化リフォームには高額な費用がかかりますが、補助金を利用することで出費を抑えつつ家の性能を向上することができます。

ここでは、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」補助金についてご紹介していきます。

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」補助金の概要

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」とは、良質な住宅ストックの形成や、子育てしやすい生活環境の整備等を図るため支援を行う補助金制度です。

補助金をもらうための条件

基本的には、この記事でご紹介した「長期優良住宅化リフォーム認定基準」を満たした住宅に支給されます。詳しい条件については、「リ;コーデ」までお問い合わせください。

>>お問い合わせ|リ;コーデ

補助金の対象となる費用

  • 長期優良住宅化リフォーム工事の費用
  • インスペクションや、履歴作成・維持保全計画作成などの費用

補助金でもらえる金額

  • 補助対象となる費用の3分の1
  • 上限額:100~200万円/戸

※「三世代同居対応改修工事を実施する場合」等の条件を満たすことで、上限額に50万円が加算されます。

申込み期間

令和3年4月9日(金)~令和3年11月30日(火)
※上記は通年申請タイプの申込み期間となります。
※来年度の要件については毎年6月頃公表されます。

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」補助金の詳しい条件や疑問点などにつきましては、「リ;コーデ」までお問い合わせください。

>>お問い合わせ|リ;コーデ

長期優良住宅化リフォームのご相談は「リ;コーデ」へ

この記事では、長期優良住宅化リフォームについて、長期優良住宅の定義や条件、補助金などについてご紹介してきました。

長期優良住宅にすることで、減税や住宅ローン控除といった経済的メリットのほか、長期に渡り快適に暮らせる住宅を手に入れることができます。

「できるだけお得に、快適な住宅に住みたい」とお考えの方は、長期優良住宅化リフォームをご検討してみてはいかがでしょうか。

長期優良住宅化リフォームについての質問やご相談は、「リ;コーデ」までお気軽にお問い合わせください。

>>お問い合わせ|リ;コーデ

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