Date. 2026.03.17

窓・ドアの高断熱化リフォームで最大100万円補助!先進的窓リノベ2026事業とは?

先進的窓リノベ2026事業とは?

先進的窓リノベ2026事業は、既存住宅の窓やドアの断熱性を高めるリフォームを支援する環境省の補助金制度です。家庭部門の省エネを推進し、住宅の断熱性を向上させることを目的としています。令和7年度補正予算案において1,125億円が計上されています。

補助対象となるのは、熱貫流率(Uw値)1.9以下など一定の基準を満たす高性能な断熱窓への改修工事です。工事内容に応じて定額が補助され、補助上限額は1戸あたり最大100万円に設定されています(延床面積240㎡を超える非住宅建築物は1棟あたり1,000万円)。

戸建住宅や集合住宅を問わず利用できる先進的窓リノベ2026事業を活用することで、断熱リフォームによる冷暖房効率の改善や光熱費の削減といったメリットが期待できます。

先進的窓リノベ2026事業の補助対象リフォーム工事や補助条件

先進的窓リノベ2026事業では、住宅の断熱性能を高める窓やドアへの改修が補助の対象となります。申請にあたっては、工事を依頼する施工業者が事前に登録された事業者である必要があります。また、令和7年11月28日(補正予算案の閣議決定日)以降に対象工事に着手したものが対象です。

補助対象となるガラス交換リフォームの条件

本事業における「ガラス交換」とは、既存の窓枠(サッシ)をそのまま活用し、ガラスのみを取り外して複層ガラス等に交換する工事を指します。

  • 障子枠(ガラスとフレーム)のみの交換も、窓枠全体を新設・交換しない場合は「ガラス交換」として扱われます。
  • 新しいガラス製品と、既存のサッシ(木製・樹脂製、複合、金属製など)の組み合わせによって、窓全体の性能区分が決定します。
  • 対象となる製品は、一般的なサッシに合わせて加工される「汎用ガラス」、アタッチメント付きなどで交換が容易な「リフォーム専用ガラス」、既存の二重窓のガラスを交換するための「二重窓リフォーム品」などに分類されます。

※ドアの一部を構成するガラスのみを交換する工事は、本事業の対象外です。

補助対象となる内窓設置リフォームの条件

「内窓設置」とは、既存の窓の室内側に新たに内窓を設置する、または既存の内窓を取り除いて新しいものに交換する工事のことです。

  • 建物の外皮部分(外気に接する境界)に位置する既存の外窓に対して、屋内側へ50cm以内の位置に平行に設置するものに限られます。
  • 1つの外窓に対して3つ以上の内窓を新たに取り付ける工事は原則として対象外です。ただし、既存のガラス面と同数に合わせる場合や、製品強度の制約でやむを得ず分割して設置する場合などは例外として認められます。
  • 出窓の取り付け部分に内窓を設置する場合、出窓の形状や建物の躯体状況によっては補助対象とならないことがあります。

補助対象となる外窓交換リフォームの条件

「外窓」とは、建物の外皮部分に設置される建具のうち、屋外から施錠できないものを指します。外窓の交換には大きく分けて2つの工法があり、どちらも複層ガラス等の高断熱な窓への交換が条件となります。

  • カバー工法:既存窓のガラスを取り外し、既存の窓枠の上から新しい窓枠を被せるように取り付けて窓を交換する工事です。
  • はつり工法:既存のガラスと窓枠の両方をすべて取り外し、新たな窓枠を取り付けて窓を交換する工事です。

なお、外窓交換(カバー工法・はつり工法ともに)を行う場合、以下のケースは原則として補助の対象外となります。

  • 外気に接しない場所(外皮部分以外)への設置
  • 外壁などに新しく開口部を設けて設置する工事、または既存の開口部を広げて設置する工事(※リフォーム後に断熱等性能等級5を満たす住宅となる場合を除く)
  • 交換前の数よりも多く窓(サッシ)を設置する工事(※製品の強度上の理由で、元の製品と同じサイズのものが設置できず最低限の分割が必要な場合を除く)

補助対象となるドアリフォームの条件

本事業において補助対象となるドアは、住宅の外皮部分(外気に接する境界)に位置し、屋外から施錠できる建具を指します。熱貫流率(Ud値)1.9以下などの基準を満たす高断熱ドアへの改修が対象です。

ドアのリフォームで補助を申請する際は、以下の条件を満たす必要があります。

  • 窓の改修工事と同時に行うこと
    ドアの交換(ドアに対する内窓設置を含む)のみを単独で申請することはできません。他の窓の改修工事と「同一の契約」であり、かつ「同時に申請」する場合に限って補助の対象となります。
  • 対象となる工法
    既存の枠を残して上から新しい枠を取り付ける「カバー工法」、または枠ごと取り外して新たなドアを設置する「はつり工法」による交換が対象です。
  • 補助対象外となる主なケース
    外壁に新たに開口部を設けてドアを新設する工事は、原則として補助の対象外です(改修後に一定の断熱等性能等級を満たす場合などを除く)。また、交換前の数よりもドアを増設する場合、既存の数と同数までしか補助対象になりません。

補助額は、窓と同様に「建物の種類」「ドアの断熱性能区分(Ud値)」「ドアのサイズ」の組み合わせによって算出されます。

合計の補助額が5万円以上であること

1つの申請あたり、算定された補助額の合計が5万円以上であることが要件となっています。小規模な工事で補助額が5万円を下回る場合は申請できません。

先進的窓リノベ2026事業の補助額と上限額

性能区分(グレード)や窓のサイズ、工法に応じて個別に補助額が設定されています。補助単価を合計した金額が実際の交付額となります。

補助金の上限額は最大100万円/戸

先進的窓リノベ2026事業の補助金上限額は、1戸あたり最大100万円です。工事内容が大掛かりになり、算出された補助額が100万円を超える場合でも、交付されるのは上限の100万円までとなります。

※延床面積240㎡を超える非住宅建築物の補助上限額は、1棟あたり1,000万円。

戸建住宅・延床面積240㎡以下の非住宅建築物における補助額

ここからは、先進的窓リノベ2026事業の具体的な補助額をお伝えしていきます。

戸建住宅および延床面積240㎡以下の非住宅建築物における各リフォームの補助単価は以下の通りです。

ガラス交換(一枚あたり)

グレード 特大
SS(Uw値1.1以下) 78,000円 52,000円 32,000円 11,000円
S(Uw値1.5以下) 53,000円 35,000円 23,000円 7,000円
A(Uw値1.9以下) 41,000円 27,000円 18,000円 5,000円

※サイズの目安:特大(G)2.0㎡以上、大(L)1.4㎡以上~2.0㎡未満、中(M)0.8㎡以上~1.4㎡未満、小(S)0.1㎡以上~0.8㎡未満

内窓設置(1製品あたり)

グレード 特大
SS(Uw値1.1以下) 140,000円 89,000円 58,000円 36,000円
S(Uw値1.5以下) 76,000円 52,000円 34,000円 22,000円

※サイズの目安:特大(G)4.0㎡以上、大(L)2.8㎡以上~4.0㎡未満、中(M)1.6㎡以上~2.8㎡未満、小(S)0.2㎡以上~1.6㎡未満

外窓交換(カバー工法・1箇所あたり)

グレード 特大
SS(Uw値1.1以下) 239,000円 188,000円 138,000円 89,000円
S(Uw値1.5以下) 156,000円 124,000円 92,000円 60,000円
A(Uw値1.9以下) 116,000円 88,000円 66,000円 41,000円

※サイズの目安:特大(G)4.0㎡以上、大(L)2.8㎡以上~4.0㎡未満、中(M)1.6㎡以上~2.8㎡未満、小(S)0.2㎡以上~1.6㎡未満

外窓交換(はつり工法・1箇所あたり)

グレード 特大
SS(Uw値1.1以下) 194,000円 149,000円 110,000円 69,000円
S(Uw値1.5以下) 117,000円 92,000円 68,000円 44,000円
A(Uw値1.9以下) 86,000円 63,000円 48,000円 29,000円

※サイズの目安:特大(G)4.0㎡以上、大(L)2.8㎡以上~4.0㎡未満、中(M)1.6㎡以上~2.8㎡未満、小(S)0.2㎡以上~1.6㎡未満

ドア交換(カバー工法・1箇所あたり)

グレード(Ud値) 特大
SS(Ud値1.1以下) 239,000円 188,000円 138,000円 89,000円
S(Ud値1.5以下) 156,000円 124,000円 92,000円 60,000円
A(Ud値1.9以下) 116,000円 88,000円 66,000円 41,000円

※サイズの目安:特大(G)4.0㎡以上、大(L)2.8㎡以上~4.0㎡未満、中(M)1.6㎡以上~2.8㎡未満、小(S)1.0㎡以上~1.6㎡未満

ドア交換(はつり工法・1箇所あたり)

グレード(Ud値) 特大
SS(Ud値1.1以下) 194,000円 149,000円 110,000円 69,000円
S(Ud値1.5以下) 117,000円 92,000円 68,000円 44,000円
A(Ud値1.9以下) 86,000円 63,000円 48,000円 29,000円

※サイズの目安:特大(G)4.0㎡以上、大(L)2.8㎡以上~4.0㎡未満、中(M)1.6㎡以上~2.8㎡未満、小(S)1.0㎡以上~1.6㎡未満


低層集合住宅・中高層集合住宅・240㎡を超える非住宅建築物における補助額

集合住宅および240㎡を超える非住宅建築物における補助単価は以下の通りです。外窓交換・ドア交換については、低層(3階建以下)と中高層(4階建以上)で区分が分かれます。

ガラス交換(一枚あたり)

グレード 特大
SS(Uw値1.1以下) 86,000円 57,000円 35,000円 12,000円
S(Uw値1.5以下) 59,000円 39,000円 25,000円 8,000円
A(Uw値1.9以下) 45,000円 30,000円 20,000円 6,000円

※サイズの目安:特大(G)2.0㎡以上、大(L)1.4㎡以上~2.0㎡未満、中(M)0.8㎡以上~1.4㎡未満、小(S)0.1㎡以上~0.8㎡未満

内窓設置(1製品あたり)

グレード 特大
SS(Uw値1.1以下) 152,000円 98,000円 64,000円 40,000円
S(Uw値1.5以下) 83,000円 57,000円 37,000円 24,000円

※サイズの目安:特大(G)4.0㎡以上、大(L)2.8㎡以上~4.0㎡未満、中(M)1.6㎡以上~2.8㎡未満、小(S)0.2㎡以上~1.6㎡未満

外窓交換(カバー工法・1箇所あたり)

グレード 建物の種類 特大
SS(Uw値1.1以下) 低層(3階建以下) 239,000円 188,000円 138,000円 89,000円
中高層(4階建以上) 302,000円 229,000円 156,000円 92,000円
S(Uw値1.5以下) 低層(3階建以下) 156,000円 124,000円 92,000円 60,000円
中高層(4階建以上) 202,000円 153,000円 104,000円 62,000円
A(Uw値1.9以下) 低層(3階建以下) 116,000円 88,000円 66,000円 41,000円
中高層(4階建以上) 174,000円 133,000円 92,000円 54,000円

※サイズの目安:特大(G)4.0㎡以上、大(L)2.8㎡以上~4.0㎡未満、中(M)1.6㎡以上~2.8㎡未満、小(S)0.2㎡以上~1.6㎡未満

外窓交換(はつり工法・1箇所あたり)

グレード 建物の種類 特大
SS(Uw値1.1以下) 低層(3階建以下) 194,000円 149,000円 110,000円 69,000円
中高層(4階建以上) 302,000円 229,000円 156,000円 92,000円
S(Uw値1.5以下) 低層(3階建以下) 117,000円 92,000円 68,000円 44,000円
中高層(4階建以上) 202,000円 153,000円 104,000円 62,000円
A(Uw値1.9以下) 低層(3階建以下) 86,000円 63,000円 48,000円 29,000円
中高層(4階建以上) 174,000円 133,000円 92,000円 54,000円

※サイズの目安:特大(G)4.0㎡以上、大(L)2.8㎡以上~4.0㎡未満、中(M)1.6㎡以上~2.8㎡未満、小(S)0.2㎡以上~1.6㎡未満

ドア交換(カバー工法・1箇所あたり)

グレード(Ud値) 建物の種類 特大
SS(Ud値1.1以下) 低層(3階建以下) 239,000円 188,000円 138,000円 89,000円
中高層(4階建以上) 302,000円 229,000円 156,000円 92,000円
S(Ud値1.5以下) 低層(3階建以下) 156,000円 124,000円 92,000円 60,000円
中高層(4階建以上) 202,000円 153,000円 104,000円 62,000円
A(Ud値1.9以下) 低層(3階建以下) 116,000円 88,000円 66,000円 41,000円
中高層(4階建以上) 174,000円 133,000円 92,000円 54,000円

※サイズの目安:特大(G)4.0㎡以上、大(L)2.8㎡以上~4.0㎡未満、中(M)1.6㎡以上~2.8㎡未満、小(S)1.0㎡以上~1.6㎡未満

ドア交換(はつり工法・1箇所あたり)

グレード(Ud値) 建物の種類 特大
SS(Ud値1.1以下) 低層(3階建以下) 194,000円 149,000円 110,000円 69,000円
中高層(4階建以上) 302,000円 229,000円 156,000円 92,000円
S(Ud値1.5以下) 低層(3階建以下) 117,000円 92,000円 68,000円 44,000円
中高層(4階建以上) 202,000円 153,000円 104,000円 62,000円
A(Ud値1.9以下) 低層(3階建以下) 86,000円 63,000円 48,000円 29,000円
中高層(4階建以上) 174,000円 133,000円 92,000円 54,000円

※サイズの目安:特大(G)4.0㎡以上、大(L)2.8㎡以上~4.0㎡未満、中(M)1.6㎡以上~2.8㎡未満、小(S)1.0㎡以上~1.6㎡未満

先進的窓リノベ2026事業の対象期間

先進的窓リノベ2026事業の対象となる工事着工期間は、2025年11月28日以降に着工したリフォーム工事(窓改修を含む全体工事)です。さらに、リフォーム工事が完了し、遅くとも2026年12月31日までに所定の交付申請を済ませる必要があります。

交付申請の受付自体は2026年3月31日に始まる予定ですが、予算の上限に到達すると期限前であっても受付終了となる場合がある点に留意してください。また、着工後であれば「交付申請の予約」を行うことができ(遅くとも2026年11月16日まで)、一定期間予算が確保される仕組みも設けられています。

先進的窓リノベ2026事業のスケジュール

  • 契約期間:工事着手日以前
  • 工事着手日の期間:2025年11月28日以降に対象工事に着手したもの
  • 交付申請期間:申請開始~遅くとも2026年12月31日まで(予算上限に達した場合は当該時点まで)

先進的窓リノベ2026事業と組み合わせられる補助金がある?


先進的窓リノベ2026事業は、国が同時期に行っている別の省エネ補助金と組み合わせて使うことができます。これらはまとめて「住宅省エネ2026キャンペーン」と呼ばれており、複数の補助金制度を上手に使うことで、家の省エネ化を進めやすくなっています。

キャンペーンは主に4つの事業で構成されており、目的や管轄する省庁によって対象となる設備が細かく分かれています。

事業名 管轄省庁 主な補助対象
みらいエコ住宅2026事業 国交省・環境省 水回りのエコ設備、部分的な断熱改修、子育て・バリアフリー対応など
先進的窓リノベ2026事業 環境省 高い断熱性能を持つ窓やドアへの改修(内窓設置、外窓交換など)
給湯省エネ2026事業 経産省 高効率給湯器(エコキュート、エネファーム等)の設置
賃貸集合給湯省エネ2026事業 経産省 既存賃貸集合住宅におけるエコジョーズやエコフィール等の取替

複数の補助金を併用する場合の基本ルールとして、まったく同じ工事箇所(同じ窓、同じ給湯器など)に対して二重に申請することはできません。しかし、工事をする場所が別であれば、1回のリフォーム契約の中で複数の制度を同時に利用できます。

たとえば、リビングの窓には断熱基準が高くて補助額も大きい「先進的窓リノベ2026事業」を使って内窓を付けます。それと同時に、お風呂のバリアフリー改修や節水トイレの設置については「みらいエコ住宅2026事業」で申請する、といった組み合わせが考えられます。

住宅省エネ2026キャンペーンの全体像や各事業の詳しい仕組みについては、以下の記事をご覧ください。

>>住宅省エネ2026キャンペーンを徹底解説!補助金額やスケジュール

先進的窓リノベ2026事業でお得にリフォーム♪

先進的窓リノベ2026事業を利用することで、初期費用の負担を抑えながら、住宅の断熱性能を高めるリフォームを実施することが可能です。窓やドアの断熱改修は、室内の温度差を和らげ、冬場の結露の軽減や、夏場の冷房効率の改善につながります。

これにより、生活環境の質が維持しやすくなるだけでなく、長期的な視点で見れば光熱費の節約というメリットも期待できます。先進的窓リノベ2026事業の補助予算は限られていますので、ぜひこの機会に窓やドアの断熱化リフォームを検討してみませんか♪

先進的窓リノベ2026事業のご質問は「アネシスリフォーム」へ

私たちが全力でサポートいたします

先進的窓リノベ2026事業を活用して省エネリフォームを行う際は、窓のサイズや性能区分、製品の組み合わせなど複雑な要素を総合的に検討する必要があります。

「アネシスリフォーム」では、断熱性能向上のための窓改修やドア交換、その他の省エネリフォームについて、豊富な知識と実績をもつスタッフが丁寧にサポートいたします。

先進的窓リノベ2026事業などの補助金制度の要件や申請手順、複数の補助金の併用など、気になる点は「アネシスリフォーム」までお気軽にお問い合わせください。

>>お問い合わせ|アネシスリフォーム

 

出典:先進的窓リノベ2026事業【公式】

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