Date. 2026.01.09

玄関ドアの種類一覧を形状や素材で解説!ノブ・取っ手の種類も説明

玄関ドア(形状)の種類一覧

玄関ドアを選ぶ際、最初に検討するのが「形状(開き方)」です。玄関スペースの広さや、将来的なバリアフリー対応の必要性、さらには家の外観デザインとの調和など、様々な要素を考慮して決めるのがおすすめです。

ここでは、代表的な玄関ドアの形状の種類一覧をご紹介していきます。

開き戸(スイング)と引き戸(スライド)の違いと特徴

玄関ドアの形状は、前後に開閉する「開き戸」と、横にスライドさせる「引き戸」の2つに大別されます。

【開き戸(スイング)の特徴】
開き戸は洋風・和風問わず多くの住宅で採用されており、デザインのバリエーションが豊富です。気密性や断熱性を高めやすい構造をしているものが多く、機能面での選択肢が広いのが特徴です。ただし、扉を開くためのスペースが玄関前後に必要となるため、狭小地や玄関ポーチが狭い場合は注意が必要です。

【引き戸(スライド)の特徴】
一方、引き戸は扉を横に滑らせて開閉するため、前後のスペースを必要としません。開けたままの状態を維持しやすく、車椅子やベビーカーでの出入りがスムーズに行える点が魅力です。かつては気密性が低いと言われることもありましたが、近年では性能が向上した製品も増えています。設置には扉を引き込むための横幅(間口)が必要となります。

片開きドア|最も一般的でシンプルなタイプ

片開きドアは、一枚の扉が左右のどちらかに開く、最もスタンダードなタイプです。マンションやアパートなどの集合住宅から戸建てまで幅広く採用されています。

必要な間口が最小限で済むため、玄関スペースが限られている場合でも設置可能です。シンプルな構造ゆえに他のタイプと比較して費用を抑えやすい傾向にあります。デザインの種類も非常に多く、シンプルモダンから重厚なクラシック調まで、好みのスタイルを見つけやすいでしょう。

ただし、開口部の幅は扉一枚分に限られるため、大型の家具や家電を搬入する際には、ギリギリになることや通れないことも考えられます。日常的な出入りには十分ですが、大きな荷物の出し入れが多いご家庭では事前のシミュレーションが必要です。

親子ドア|大小2つの扉で開口幅を調整可能

親子ドアは、普段出入りに使う「親扉」と、普段はロックして固定しておく細長い「子扉」の2枚で構成されたドアです。

日常的には親扉のみを使用し、片開きドアと同じ感覚で出入りします。しかし、引っ越しや大型家具の搬入、あるいは車椅子の利用など、広い開口幅が必要な時には、ロックを外して子扉も開くことで、両開きに近い広さを確保できます。

機能性だけでなく、見た目のバランスも良く、玄関に立派な印象を与えます。子扉部分に採光用のガラスが組み込まれたデザインを選べば、玄関ホールに自然光を取り込みやすくなるというメリットもあります。

両開きドア|豪華な印象で大きな荷物も搬入しやすい

両開きドアは、左右2枚の同じ大きさの扉が開くタイプです。左右対称のデザインが多く、玄関に堂々とした風格と豪華な印象を与えます。欧米スタイルの邸宅や、広い玄関スペースを持つ住宅でよく見られます。

最大のメリットは、2枚の扉を開放した際の開口部の広さです。大きな荷物の搬入はもちろん、人の出入りが多い場面でもスムーズな動線を確保できます。

ただし、設置には広い間口が必要となるため、リフォームの場合は既存の枠に収まらないケースもあります。また、2枚分の扉スペースが玄関ポーチ側に必要となるため、外側のスペースにも余裕が求められます。

袖付き片開きドア(片袖・両袖)|採光を取り入れ明るい玄関に

片開きドアの左右どちらか、あるいは両側に「袖」と呼ばれる固定されたガラス窓などのパネルが付いたタイプです。

このタイプの最大の魅力は「採光性」です。袖部分から外の光を取り込むことができるため、暗くなりがちな玄関を明るく開放的な空間に演出できます。袖パネルのデザインも多様で、ガラスの種類やすりガラスの加工によって、プライバシーを守りつつ光を取り入れることが可能です。

また、袖部分にポスト口を設けたり、インターホンを設置したりできるタイプもあります。親子ドアのように開口幅を広げることはできませんが、片開きドアよりも外観に広がりを持たせることができます。

引き違い戸|左右どちらからでも出入りできるスライド式

引き違い戸は、2枚の扉を左右どちらにもスライドさせて開閉できるタイプです。日本の伝統的な家屋で古くから親しまれてきた形状で、和風建築によく馴染みますが、最近ではモダンなデザインのものも増えています。

左右どちらからでも出入りができる利便性と、網戸を設置しやすい点が特徴です。玄関を開けて風を通したい場合、網戸を使用すれば虫の侵入を防ぎながら換気ができます。

2枚の扉が重なり合う構造のため、開口幅は全体の約半分となります。扉を取り外すことで全開にすることも可能ですが、日常的な使い勝手としては、間口の広さに対して有効開口がやや狭くなる点を理解しておく必要があります。

片引き戸・両引き込み戸|省スペースでバリアフリーに最適

片引き戸は、壁に沿って扉をスライドさせて開けるタイプで、1枚の扉とそれを引き込むスペース(壁や袖壁)で構成されます。両引き込み戸は、左右の壁にそれぞれの扉を引き込むタイプです。

扉を開けた際に壁側に収納されるため、開口部を広く有効に使えます。段差をなくしやすく、扉の開閉時に体を前後に移動させる必要がないため、車椅子を利用される方や高齢の方にとって非常に使いやすい形状です。バリアフリーリフォームにおいて推奨されることが多いドアです。

また、風に煽られてドアが急に閉まるといった心配も少なく、安全性が高い点もメリットです。設置には引き込みスペース分の壁面が必要となります。

玄関ドア(素材)の種類一覧

形状だけでなく、玄関ドアに使われている「素材」も、ドア選びでは重要な要素です。素材はドアの耐久性や断熱性、そして家の外観イメージを左右する効果があります。

ここからは、玄関ドアに使用される主な素材の種類を一覧で見ていきましょう。

アルミ製ドア|軽量で耐久性が高く、デザインが豊富で主流

現在、日本の住宅で最も多く普及しているのがアルミ製の玄関ドアです。アルミは軽量で操作しやすく、錆びにくいという高い耐久性を持っています。

加工がしやすいため、デザインや色のバリエーションが非常に豊富です。木目調のシートをラッピングした製品は、一見すると本物の木製ドアと見分けがつかないほどリアルな質感を持っています。

かつてアルミは熱伝導率が高く、断熱性が低いと言われてきましたが、最近では断熱材を内部に充填したり、室内側の部材に樹脂を用いたりすることで、断熱性能を大幅に向上させた製品が主流となっています。価格帯も幅広く、予算に合わせた選択がしやすい素材です。

スチール製ドア|防火性・防犯性に優れマンション等で多く採用される

スチール(鋼板)製のドアは、非常に頑丈で、防火性や遮音性に優れています。その特性から、法的な防火基準が厳しいマンションなどの集合住宅の玄関ドアとして多く採用されています。

表面は塗装仕上げが多く、シンプルで無機質なデザインが中心ですが、その堅牢さは防犯面でも安心感があります。重量があるため、開閉時に重厚感を感じることがあります。

戸建て住宅では、勝手口やガレージの通用口などに使われることはありますが、メインの玄関ドアとしての採用率はアルミ製に比べると低めです。しかし、耐久性を最優先する場合や、特定のデザインを求める場合には選択肢の一つとなります。

木製ドア|高い断熱性と天然素材ならではの温かみある風合い

天然木を使用した木製ドアは、他の素材にはない独特の温かみと重厚な質感を持っています。木は熱を伝えにくい性質があるため、素材そのものが高い断熱性を備えています。

使い込むほどに味わいが出る経年変化を楽しめるのも木製ドアの魅力です。輸入住宅や和風建築など、素材感にこだわる住まいに特によく合います。

一方で、天然素材であるため、雨や紫外線による劣化が進みやすく、定期的な塗装メンテナンスが必要です。反りや歪みが生じることもあり、アルミ製などに比べると維持管理に手間がかかりますが、その分、愛着を持って長く使い続けることができます。表面に特殊な塗装を施し、耐久性を高めた製品も登場しています。

断熱ドア(樹脂複合など)|外気の影響を受けにくく結露も防ぐ

特定の素材というよりも機能区分になりますが、近年の省エネ住宅への関心の高まりとともに「断熱ドア」の重要性が増しています。これは、アルミなどの金属部材と、熱を伝えにくい樹脂(プラスチック)や断熱材を組み合わせたドアのことです。

玄関は家の中で熱の出入りが大きい場所の一つです。断熱ドアにすることで、冬場の冷気の侵入や、夏場の熱気の流入を抑え、家全体の冷暖房効率を高めることができます。

また、室内外の温度差によって生じる結露を抑制する効果もあります。カビやダニの発生を防ぎ、玄関周りを清潔に保つことにもつながります。寒冷地仕様の高断熱タイプから、一般地域向けの断熱タイプまで、性能ランク(K値など)によっていくつかの種類があります。

玄関ドアのドアノブ・取っ手の種類一覧

毎日触れる部分であるドアノブ(ハンドル)の形状も、使い勝手を大きく左右します。ドアノブは、デザインの好みだけでなく、家族全員が使いやすいかどうかを考慮して選ぶことが大切です。

ここからは、玄関ドアのドアノブ・取っ手の種類一覧について解説していきます。

プッシュプルハンドル|押す・引くだけの動作で開閉でき操作性抜群

現在、新築やリフォームで最も主流となっているのがプッシュプルハンドルです。縦に長いバーのような形状をしており、外からは「引く」、中からは「押す」というワンアクションで扉のラッチが解除され、開閉できます。

ハンドルを回す必要がないため、荷物を両手に持っている時や、力の弱いお子様、ご高齢の方でも楽に操作できます。デザインもモダンでスタイリッシュなものが多く、機能性と美観を兼ね備えています。

レバーハンドル|ノブを下に下げるだけの簡単操作

レバーハンドルは、棒状の取っ手を下に押し下げることで扉を開けるタイプです。室内のドアでは一般的ですが、玄関ドアでも使用されています。

握力があまり必要なく、指一本でも操作できる軽さが特徴です。ただし、荷物を持っている時などは、プッシュプルハンドルのように体で押して開けることができないため、一度荷物を置くなどの動作が必要になる場合があります。シンプルで癖のないデザインが多く、様々なドアに合わせやすいハンドルです。

サムラッチハンドル|アンティークな雰囲気で親指(サム)で操作するタイプ

サムラッチハンドルは、ハンドルの上部にあるつまみ部分を親指(サム)で押し下げて、ラッチ(留め金)を操作するタイプです。「装飾錠」とも呼ばれ、アンティーク調のデザインや、重厚なアイアン風のデザインなど、意匠性の高さが魅力です。

輸入住宅や洋風の玄関ドアによく似合い、クラシカルな雰囲気を演出できます。操作には親指に少し力を入れる必要があるため、慣れていない方や指の力が弱い方には少し使いづらく感じることもあるかもしれません。

握り玉(インテグラル錠)|握って回して開ける伝統的なタイプ

丸いノブを握って回転させることで開閉する、昔ながらのタイプです。昭和期の住宅や勝手口などでよく見られます。

構造がシンプルで安価ですが、ノブをしっかりと握って回す必要があるため、濡れた手では滑りやすかったり、高齢の方には回しにくかったりすることがあります。最近の玄関ドアの主流からは外れており、リフォームの際にはレバーハンドルやプッシュプルハンドルへ交換されるケースが多くなっています。

バーハンドル|引き戸や大型ドアに使われる棒状の取っ手

バーハンドルは、その名の通り棒状のシンプルな取っ手です。主に引き戸や、重量のある大型の開き戸などに採用されます。

縦に長い形状のため、子供から大人まで、身長に合わせて持ちやすい位置を握ることができます。また、しっかりと握り込んで力を伝えやすいため、重いドアでもスムーズに動かすことができます。デザインもステンレスや真鍮、木製など素材感を活かしたものなど種類が豊富です。

玄関ドアをリフォームするときの費用相場

玄関ドアのリフォーム費用は、選ぶドアのグレード(断熱性能やデザイン)、サイズ、そして工事の方法(カバー工法か、枠ごと交換か)によって変動します。

一般的なカバー工法での玄関ドアリフォームを例に挙げると、製品代金と工事費を合わせて30万円~50万円台程度が中心的な価格帯となります。なお、断熱性能が高いモデルや、電子キーなどのオプションを追加すると価格は上がります。

玄関ドアリフォームに関する具体的な費用相場や、工事内容による費用の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。

2024年最新|引き戸やおしゃれな玄関ドアのリフォーム費用・補助金

玄関ドアのリフォームならアネシスリフォーム

玄関ドアは、家の印象を決めるだけでなく、毎日の生活の快適さや防犯性にも関わる大切な「家の顔」とも呼べる部分です。

開き方や素材、ハンドルの種類など、多くの選択肢の中から、ご自宅の環境や家族構成に合った最適な玄関ドアを選ぶことが、リフォームを成功させるための鍵となります。

「玄関ドアの形状や素材の種類が多すぎて、どれを選べばいいかわからない……」
「自宅の玄関に合うドアを提案してほしい……」

といったお悩みをお持ちの方は、ぜひ熊本県のリフォーム会社「アネシスリフォーム」にご相談ください。

アネシスリフォームでは、お客様一人ひとりのご要望に寄り添い、プロの視点から最適なプランをご提案いたします。豊富な施工実績に基づいた確かな技術で、安心・快適な玄関リフォームを実現します。

玄関ドアに関するご質問や現地調査のご相談は、アネシスリフォームまでお気軽にお問い合わせください。

>>お問い合わせ|アネシスリフォーム

一覧にもどる