使わなくなった子ども部屋をそのままにしていませんか?
子どもの独立ともに、それまで使っていた子ども部屋が空き部屋になり、どう活用すれば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「いつか孫が泊まりに来るかもしれない……」
「とりあえず荷物を置く場所に……」
こんな理由から、使わなくなった子ども部屋を、なんとなくそのままにしていませんか?
使わなくなった子ども部屋をリフォームして再利用することで、日々の生活を豊かにできる可能性があります。また、空き部屋になった子ども部屋を物置などで放置しておくと、状況次第ではカビの発生などのリスクにつながってしまう場合もあります。
ライフステージの変化に合わせた間取りの見直しが必要
家は、そこに住む家族のライフステージと共に変化していくべきものです。子育て中は子ども中心の間取りが最適でも、夫婦二人の生活に戻ったとき、その間取りが暮らしに合わなくなってくることがあります。
例えば、「夫婦それぞれの個室が欲しい」「趣味に没頭できるスペースが欲しい」「収納が足りなくなってきた」など、ライフステージの変化とともに新たなニーズが生まれるのは自然なことです。使わなくなった子ども部屋は、こうした新しい暮らしの希望を叶えるための貴重なスペースです。
子どもが独立し、夫婦2人暮らしの生活に戻ったタイミングで間取りを見直すことで、これからの人生をより快適で充実したものに変えることができるでしょう。
空き部屋を放置するとカビやダニ発生の原因になることも
子ども部屋に限らず、使わなくなった部屋は、どうしても掃除や換気がおろそかになりがちです。人の出入りがなくなると空気の流れが滞り、湿気がこもりやすくなります。特に、荷物を詰め込んだだけの物置状態になっていると、壁や床、収納内部に結露が発生し、カビやダニの温床になる可能性があります。
カビはアレルギーの原因になるだけでなく、建材を傷めて家の寿命を縮めることにもつながりかねません。大切な住まいを長く健康的に保つためにも、使わなくなった子ども部屋をリフォームして、日常的に使用・換気できる空間として再生させることが重要です。
使わなくなった子ども部屋をリフォームするメリット
使わなくなった子ども部屋のリフォームは、単に空き部屋をなくすだけでなく、日々の暮らしに多くのメリットをもたらしてくれます。
ここでは、使わなくなった子ども部屋をリフォームすることで得られる、代表的な4つのメリットをご紹介します。
夫婦それぞれのプライベートな時間が増える
子育て中は家族みんなで過ごす時間が中心だったかもしれませんが、夫婦二人の生活では、お互いの時間を尊重し合うことも大切になります。リフォームによって書斎や趣味の部屋など、個人の空間が生まれると、一人の時間を気兼ねなく楽しめるようになります。
それぞれがプライベートな時間を持つことで、心にゆとりが生まれ、夫婦関係にも良い影響を与えるでしょう。
趣味や仕事に集中できる空間が生まれる
近年、在宅ワークが普及し、自宅で仕事をする方が増えました。しかし、リビングの片隅で仕事をすると、生活音や家族の気配が気になって集中できないという声も少なくありません。
子ども部屋をリフォームして独立したワークスペースを確保すれば、オンとオフの切り替えがしやすくなり、仕事の効率も格段にアップします。また、読書や映画鑑賞、DIY、フィットネスなど、これまでスペースの都合で諦めていた趣味に思う存分打ち込める「ホビールーム」としても活用できます。
家全体がすっきりして生活動線が改善する
「収納スペースが足りず、リビングに物があふれている」というお悩みはありませんか?
使わなくなった子ども部屋を大容量のウォークインクローゼットにリフォームすれば、家中の衣類や季節物、趣味の道具などを一箇所にまとめて収納できます。収納が一つに集約されることで、各部屋がすっきりと片付き、探し物をする時間も少なくなるでしょう。
また、洗濯物を「洗う→干す→たたむ→しまう」という一連の作業が一部屋で完結するランドリールームを設ければ、家事動線が劇的に改善し、日々の家事による負担を軽減できます。
ゲストルームとして来客時に活用できる
遠方に住むご両親や友人、結婚した子ども夫婦が遊びに来た際に、泊まってもらう部屋がなくて困った経験はありませんか?使わなくなった子ども部屋をゲストルームとして整えておけば、いつでも気兼ねなくお客様を迎え入れることができます。
ゲストルームをリフォームで設けることで、ホテルを予約する手間や費用もかからず、お客様にもリラックスして過ごしてもらえるでしょう。普段は趣味の部屋など別の用途で使い、来客時だけゲストルームとして活用するといった柔軟な使い方も可能です。
使わなくなった子ども部屋のリフォームアイデア8選と費用
それでは、実際に使わなくなった子ども部屋をどのようにリフォームできるのか、具体的なアイデアを費用相場と共にご紹介します。子ども部屋の広さは一般的に6畳~8畳程度が多いため、その広さを想定した費用感となります。
【アイデア1】夫婦の寝室にリフォーム
夫婦それぞれの生活リズムが異なる場合や、よりゆったりとした睡眠環境を求める場合に、子ども部屋を新たな寝室にするアイデアです。
リフォーム内容
壁紙や床材の張り替え、照明器具の交換、クローゼットの増設など。
こんな方におすすめ
夫婦で寝室を分けたい方、現在の寝室が狭いと感じている方。
費用相場:15万円~50万円程度
内装の変更がメインとなるため、比較的費用を抑えやすいのが特徴です。
【アイデア2】仕事や勉強に集中できる書斎(ワークスペース)にリフォーム
続けてご紹介するのは、使わなくなった子供部屋を「書斎(ワークスペース)」にリフォームするアイデアです。「書斎(ワークスペース)」は、在宅ワークや資格の勉強、読書などに集中できるプライベートな空間として重宝します。
リフォーム内容
壁紙の張り替え、デスクや本棚の造作、コンセントの増設、防音性の高いドアや内窓の設置など。
こんな方におすすめ
在宅で仕事をする機会が多い方、静かな環境で集中したい方。
費用相場:20万円~100万円程度
造作家具にこだわったり、防音工事を行ったりすると費用は上がります。
書斎(ワークスペース)のリフォームについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
【アイデア3】趣味を楽しむホビールームにリフォーム
次にご紹介するのは、趣味を楽しむ「ホビールーム」へのリフォームです。映画鑑賞や音楽、トレーニングなど、好きなことに思う存分没頭できる夢の空間が手に入ります。
リフォーム内容
防音工事(楽器演奏やシアタールーム)、床の補強(トレーニング器具の設置)、換気設備の設置(DIYなど)、作品を飾るための棚や照明の設置など。
こんな方におすすめ
思い切り趣味に没頭できる場所が欲しい方。
費用相場:25万円~100万円以上
どのような趣味の部屋にするかによって、工事内容と費用が大きく変動します。
なお、防音リフォームについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
【アイデア4】収納力を上げるウォークインクローゼットにリフォーム
収納不足にお悩みなら、「ウォークインクローゼット」へのリフォームはいかがでしょうか。家中の衣類や荷物を一箇所に集約できる大容量の収納スペースが生まれます。
リフォーム内容
ハンガーパイプや可動棚の設置、換気扇や除湿機能付き壁材の採用など。
こんな方におすすめ
家の収納が不足している方、衣類や持ち物が多い方。
費用相場:20万円~80万円程度
湿気対策をどこまで行うかによって費用が変わります。
ウォークインクローゼット(ファミリークローゼット)について詳しくは、以下の記事をご覧ください。
【アイデア5】セカンドリビングとして家族団らんの場所にリフォーム
家族が集まる時間を大切にしたい方には、「セカンドリビング」へのリフォームがおすすめです。メインのリビングとは別に、家族がゆったりとくつろげる第二の団らんスペースになります。
リフォーム内容
壁紙や床材の張り替え、リラックスできる照明の設置、ミニキッチンの増設など。
こんな方におすすめ
家族が集まる時間を大切にしたい方、テレビのチャンネル争いをなくしたい方。
費用相場:20万円~80万円程度
内装工事が中心ですが、ミニキッチンなどを設置すると費用が上がります。
【アイデア6】ゲストが泊まれる客間にリフォーム
来客が多いご家庭では、「客間(ゲストルーム)」にリフォームしておくと安心です。お客様に気兼ねなく、快適に過ごしてもらうための空間を用意できます。
リフォーム内容
壁紙や床を落ち着いたデザインに張り替え、収納スペースの確保など。
こんな方におすすめ
来客が多い方、子どもや孫がよく泊まりに来る方。
費用相場:15万円~40万円程度
既存の部屋を活かしやすいため、比較的安価に実現できます。
【アイデア7】天気を気にせず洗濯できるランドリールームにリフォーム
日々の家事を楽にしたいなら、天気を気にせず洗濯できる「ランドリールーム」が最適です。洗濯から乾燥、アイロンがけまでを一部屋で完結できる、家事効率化の切り札となります。
リフォーム内容
室内物干しの設置、カウンターの造作、換気扇や除湿器の設置、給排水工事(スロップシンク設置の場合)など。
こんな方におすすめ
共働きで夜に洗濯することが多い方、花粉や梅雨時期の洗濯に悩んでいる方。
費用相場:25万円~200万円以上
水回りの工事が必要な場合は費用が高くなる傾向があります。
【アイデア8】子ども部屋とリビングをつなげて1部屋にリフォーム
もっと開放的な空間が欲しいという場合は、隣接するリビングなどとつなげて一つの部屋にする大胆なリフォームもあります。壁を撤去することで、広々とした大空間が生まれます。
リフォーム内容
間仕切り壁の撤去、床や壁紙の全面張り替え、構造補強など。
こんな方におすすめ
開放的な大空間リビングが欲しい方。
費用相場:50万円~150万円以上
壁の撤去には構造上の確認が必須であり、耐力壁の場合は工事ができないか、大規模な補強工事が必要になるため費用が高額になります。
使わなくなった子ども部屋をリフォームして快適空間に
使わなくなった子ども部屋は、決して「不要なスペース」ではありません。これからの人生をより豊かに、より快適に過ごすための可能性を秘めた「宝物のスペース」です。
使わなくなった子ども部屋をお持ちの場合は、今回ご紹介したアイデアを参考に、ご自身のライフスタイルや将来の夢に合わせたリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。書斎で新たな学びを始めたり、ホビールームで長年の夢を叶えたり、ウォークインクローゼットで整理された暮らしを手に入れたりと、リフォームは新しい日常への第一歩となります。
熊本県で使わなくなった子ども部屋リフォームをご検討中の方は、ぜひ「アネシスリフォーム」にご相談ください。お客様一人ひとりのご要望に寄り添い、どのようなリフォームが最適か、費用はどのくらいかかるのかなど、具体的なプランをお客様と一緒に考えてご提案させていただきます。