Date. 2025.07.09

よくあるリフォームトラブルと防ぎ方5選!予防方法も

よくあるリフォームトラブルと防ぎ方5選

リフォームで理想の住まいを手に入れたいと考える一方で、「もしトラブルが起きたら…」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。残念ながら、リフォーム工事では「言った・言わない」の些細な食い違いから、高額な費用請求といった悪質なケースまで、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。

まずは、国民生活センターやリフォーム関連の相談窓口に多く寄せられる、代表的な5つのトラブル事例と、それぞれの具体的な防ぎ方を見ていきましょう。

【トラブル①】見積もりにない高額な追加工事費用を請求される

最も多いトラブルの一つが、見積もり段階では提示されていなかった高額な追加費用を、工事の途中や終了後に請求されるケースです。

「工事を始めてみたら、見えない部分が腐食していた」など、やむを得ない追加工事が発生することもあります。しかし、悪質な業者の場合、当初の見積もりを意図的に安く見せて契約を取り、後から不当な追加料金を請求する手口も存在します。

【リフォームトラブルの防ぎ方】

  • 詳細な見積書を提出してもらう
    「工事一式」といった大雑把な見積もりではなく、工事内容、使用する建材のメーカー・品番、単価、数量などが細かく記載された「見積明細書」を必ずもらいましょう。
  • 追加工事の可能性を確認する
    契約前に、どのような場合に、どのくらいの追加費用が発生する可能性があるのかを業者に確認し、書面で残しておくことが重要です。
  • 追加工事の際は必ず書面で合意する
    万が一、追加工事が必要になった場合は、その都度、工事内容と費用について書面で確認し、お互いが合意してから着工してもらうように徹底しましょう。

【トラブル②】工事の仕上がりが雑・イメージと全く違う

「壁紙が剥がれている」「床が傷だらけ」「打ち合わせで伝えた色や素材と違う」など、工事の仕上がりが期待を大きく裏切るケースも少なくありません。

これは、業者の技術力不足や、施主と業者間のコミュニケーション不足が主な原因です。完成してからやり直しを依頼しても、追加費用がかかったり、対応してもらえなかったりする可能性があります。

【リフォームトラブルの防ぎ方】

  • 具体的なイメージを共有する
    カタログや雑誌の切り抜き、Webサイトの画像などを見せながら、できるだけ具体的に完成イメージを共有しましょう。「こんな感じ」といった曖昧な伝え方ではなく、「この写真のこの部分の色で」というように、細部まで伝えることが大切です。
  • ショールームで実物を確認する
    フローリングや壁紙、キッチンなどの設備は、カタログの色味と実物では印象が異なることが多々あります。可能な限りショールームに足を運び、実物の色や質感、サイズ感を確認しましょう。
  • 施工事例を確認する
    その会社の過去の施工事例を見せてもらい、デザインの好みや施工の品質が自分たちの希望と合っているかを確認することも重要です。

【トラブル③】工事の騒音や業者のマナーで近隣住民と揉めてしまう


リフォーム工事には、騒音や振動、粉塵の発生がつきものです。また、工事車両の駐車や職人のマナーなども、近隣住民とのトラブルに発展しやすい問題です。

ご近所付き合いが悪化すると、せっかくリフォームした家に住み続けるのが気まずくなってしまうかもしれません。

【リフォームトラブルの防ぎ方】

  • 着工前に業者と一緒に近隣へ挨拶回りをする
    工事の期間や内容、車両の出入りなどについて、事前に説明しておくことで、近隣住民の理解を得やすくなります。業者任せにせず、施主も一緒に挨拶に伺うのがマナーです。
  • マナーの良い業者を選ぶ
    打ち合わせの際の担当者の態度や、事務所の整理整頓具合などから、社員教育が行き届いている会社かどうかを判断するのも一つの方法です。口コミサイトなどで、実際にその業者を利用した人の評判を確認するのも良いでしょう。
  • 養生を徹底してもらう
    工事中の騒音や粉塵が近隣に影響を与えないよう、共有部分(マンションの廊下やエレベーターなど)の養生を丁寧に行ってくれるかどうかも、信頼できる業者を見極めるポイントです。

リフォーム中の近隣挨拶マナーやおすすめ手土産などについては、以下の記事をご覧ください。

>>業者のみでもOK?リフォーム中の近隣挨拶の例文やおすすめ手土産・粗品

【トラブル④】工事がなかなか終わらない・工期が大幅に遅れる

「予定日を過ぎても一向に工事が終わらない」「いつになったら新生活を始められるのか分からない」といった工期の遅延も、精神的なストレスにつながる大きなトラブルです。

天候不順や、解体して初めて分かる構造上の問題など、やむを得ない理由で工期が延長されることもありますが、業者の段取りの悪さや人員不足が原因であるケースも少なくありません。

【リフォームトラブルの防ぎ方】

  • 無理のない工程表か確認する
    契約前に、詳細な工程表を提出してもらいましょう。あまりにも工期が短すぎるなど、無理なスケジュールが組まれていないかを確認することが大切です。
  • 遅延した場合の取り決めをしておく
    契約書に、工期が遅延した場合の対応(遅延損害金など)について記載があるかを確認しておくと、万が一の際に安心です。
  • 定期的に進捗を確認する
    工事が始まったら、定期的に現場に顔を出し、工事の進捗状況を担当者に確認しましょう。コミュニケーションを取ることで、遅延の兆候を早期に察知できる可能性があります。

【トラブル⑤】工事後の不具合に業者側が対応してくれない

リフォームが完了し、引き渡しを受けた後に不具合が見つかることもあります。「引き渡し後すぐに雨漏りが発生した」「建付けが悪くドアが閉まらない」といった問題に対し、業者側が「保証対象外だ」などと言って、修理や補修に誠実に対応してくれないケースです。

【リフォームトラブルの防ぎ方】

  • アフターサービスや保証の内容を確認する
    契約前に、どのような不具合が、どのくらいの期間保証されるのか、保証内容を詳しく確認しましょう。口約束ではなく、必ず書面で「保証書」を発行してもらうことが重要です。
  • リフォーム瑕疵(かし)保険に加入している業者を選ぶ
    リフォーム瑕疵保険とは、工事中や工事後に欠陥が見つかった場合に、その補修費用を保険金でカバーできる制度です。万が一業者が倒産してしまった場合でも保証が受けられるため、この保険に登録している事業者を選ぶとより安心です。
  • 引き渡し時に必ず立ち会いチェックを行う
    工事が完了したら、必ず担当者と一緒に現場の隅々までチェックしましょう。気になる点があればその場で指摘し、補修が完了してから引き渡しを受けるようにしてください。

リフォームトラブルの予防方法7選


これまで見てきたようなトラブルを未然に防ぎ、リフォームを成功させるためには、業者任せにせず、施主側でもしっかりと準備を進めることが不可欠です。ここでは、トラブル予防のために実践すべき7つのポイントをご紹介します。

①リフォームの要望や予算を家族で話し合い明確にしておく

まずは、なぜリフォームをしたいのか、リフォームでどんな暮らしを実現したいのかを家族全員で話し合いましょう。「キッチンを新しくしたい」だけでなく、「対面式にして家族と会話しながら料理したい」「収納を増やしてスッキリさせたい」というように、具体的な要望をリストアップしていきます。

同時に、リフォームにかけられる予算の上限も決めておくことが重要です。この軸がブレなければ、業者との打ち合わせもスムーズに進み、的確な提案を受けやすくなります。

②複数のリフォーム会社から相見積もりを取って内容を比較する

リフォーム会社を選ぶ際は、必ず2~3社から相見積もりを取り、内容を比較検討しましょう。単に合計金額の安さだけで判断するのは危険です。見積書の内容をよく見て、希望した工事がすべて含まれているか、不要な工事が入っていないか、使用する建材のグレードは各社で同じかなどを細かくチェックします。

不明な点があれば遠慮なく質問し、納得できる説明をしてくれる誠実な業者を選びましょう。

③会社の施工実績や口コミ、保有資格などを確認する

会社のウェブサイトなどで、これまでの施工実績を確認しましょう。自分たちが希望するリフォームと似たような事例が豊富にあれば、安心して任せられる可能性が高いです。また、第三者のリアルな声が聞ける口コミサイトの評判も参考にしましょう。

さらに、「建設業許可」や「建築士事務所登録」といった公的な許可・登録の有無や、建築士や施工管理技士などの有資格者が在籍しているかどうかも、信頼できる会社を見極めるための重要な指標となります。

④契約書の内容を隅々まで確認し、不利な点がないかチェックする

契約書は、トラブルが発生した際に自分たちを守るための最も重要な書類です。内容をよく理解しないまま安易にサインをしてはいけません。以下の点が明記されているか、必ず確認しましょう。

  • 工事内容
  • 請負代金の額、支払い方法、時期
  • 工事の着工日と完成日
  • 追加工事や仕様変更に関する取り決め
  • 遅延損害金に関する規定
  • アフターサービスや保証の内容(保証期間、保証範囲)
  • 紛争が起きた際の管轄裁判所

少しでも疑問や不利に感じる点があれば、必ず契約前に契約を検討中のリフォーム会社に確認・交渉してください。

⑤打ち合わせの記録を残し、担当者と認識をすり合わせる

担当者との打ち合わせ内容は、「言った・言わない」のトラブルを防ぐために、必ず記録に残しておきましょう。毎回、打ち合わせの日時、参加者、決定事項、次回までの課題などをまとめた議事録を作成し、お互いに署名・捺印して保管するのが最も確実です。

そこまでできなくても、メモを取ったり、重要な部分はICレコーダーで録音したりするだけでも、後のトラブル防止に役立ちます。

⑥工事が始まったら定期的に現場を確認し、コミュニケーションを取る

工事が始まったら、できるだけ現場に足を運び、自分の目で進捗状況を確認しましょう。職人さんたちに差し入れをするなどして、良好なコミュニケーションを築いておけば、現場の雰囲気も良くなり、より丁寧に作業をしてもらえるかもしれません。

また、図面だけでは分からなかった点について、現場で相談しながら進められるというメリットもあります。

⑦トラブルが起きた際の公的な相談窓口を把握しておく

どんなに気をつけていても、トラブルに巻き込まれてしまう可能性はゼロではありません。万が一、当事者間での話し合いで解決しない場合は、第三者の専門機関に相談しましょう。無料で相談できる公的な窓口を知っておくだけでも、大きな安心材料になります。

  • 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター(住まいるダイヤル)
  • 各地の消費生活センター
  • 日本弁護士連合会(日弁連)

これらの窓口では、建築士や弁護士などの専門家からアドバイスを受けたり、必要に応じてあっせんや調停を依頼したりすることができます。

熊本で安心・安全のリフォームなら「アネシスリフォーム リ;コーデ」

私たちが全力でサポートいたします

ここまで、リフォームにおける様々なトラブル事例と、それを未然に防ぐための具体的な方法について解説してきました。リフォームを成功させるためには、信頼できるパートナー、つまり誠実で技術力の高いリフォーム会社を見つけることが何よりも重要です。

もしあなたが熊本でリフォームをお考えなら、「アネシスリフォーム リ;コーデ」に相談してみてはいかがでしょうか。

「アネシスリフォーム リ;コーデ」は、お客様とのコミュニケーションを第一に考え、丁寧なヒアリングを通して一人ひとりの理想の暮らしを形にすることを得意としています。詳細な見積もりの提示はもちろん、経験豊富なスタッフが専門家の視点から最適なプランを提案し、ご納得いただけるまで何度でも打ち合わせを行います。

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