急な階段を緩やかに改善！階段リフォームの費用相場やメリット

階段リフォームとは？目的やメリット

日々の生活で階段を使用していて、「滑って転落しそうになった」や「勾配が急すぎて登りにくい」、「階段に手すりがほしい」といったリスクや不満はありませんか？

階段に関するこうしたリスクや不満は、階段リフォームを行うことで解消することができます。

以下は、階段リフォームを行うことで解消できる階段のリスクや不満の一例です。

古く勾配が急な階段を緩やかにできる

古い住宅などでは、階段の勾配が急だったり、一段ごとの踏める面積が小さい階段があるかと思います。

こういった勾配が急な階段の踏める面積を増やしたり、段数を増やすリフォームを行うことで、緩やかで登りやすい階段に変更することができます。

特にお子様や高齢者の方がいらっしゃるご家庭では、階段を上るときの転倒リスクや登りにくさの解消につながるのでオススメです。

階段に手すりをつけて登りやすくできる

階段リフォームを行うことで、階段に手すりをつけて登りやすくすることができます。

費用もそれほどかかりませんし、条件を満たせば介護保険も活用できますので、「階段を上るときに苦労している」という人にはオススメの階段リフォームです。

階段の床を滑りにくい素材に変更できる

「階段が滑りやすく怖い」という場合は、階段の床を滑りにくい素材に変更する階段リフォームもあります。

こちらは階段の各ステップに滑り止めシートや滑り止めマットを貼り付けるだけなので、約1日の工事期間で済みますし、費用も抑えられます。

おしゃれでスタイリッシュな階段にできる

「お客さんが来たときに、古くてボロボロの階段を見せるのが恥ずかしい……」

こんなお悩みを抱えている方は、階段リフォームをすることでおしゃれでスタイリッシュな階段に生まれ変わらせることができます。

おしゃれでスタイリッシュな階段にするためには、「上貼り（カバー工法）」という工法を使った階段リフォームを実施します。1～2日程度で階段を美しく生まれ変わらせることができますよ。

階段下に収納スペースを設置できる

階段の下は、家の中でも大きなデッドスペース（有効活用できていない空間や場所）として有名です。

そんな階段下のデッドスペースも、階段リフォームによって収納スペースに変更することができます。

「家の収納が少なくて困っている……」なんていうご家庭でも、階段リフォームで収納を増やすことができれば、階段も美しく登りやすくなって一石二鳥ですね。

階段が暗い場合は明るく登りやすくできる

暗くて登りにくい階段の場合は、階段リフォームで採光窓を設置するなどして、明るく登りやすい階段にすることができます。その他にも、階段の足元に照明を設置することで、夜でも階段を上り下りしやすくすることが可能です。

上貼りなど階段リフォームの工法や内容ごとの費用相場

ここからは、階段リフォームの工法や内容ごとの費用相場についてご紹介していきます。

急な階段の勾配を緩やかにするリフォームの費用相場：20～50万円

急な階段の勾配を緩やかにする階段リフォームの費用相場は、「20～50万円」程度です。また、リフォームに必要な日数ですが、一般的には1～2日程度で完了します。

急な階段の勾配を緩やかにする階段リフォームでは、階段の1段ごとの高さを減らして踏める面積を増やすリフォームが一般的です。

ただし、階段の構造に問題がある場合などは、階段を一度解体する必要が生じます。既存の階段を解体して新規の階段を設置する場合は、150～300万円程度の費用がかかります。

階段の上貼り（カバー工法）リフォームの費用相場：15～30万円

階段の上貼り（カバー工法）リフォームとは、既存の階段の床や側面の板を剥がすことなく、新たな板材を上から貼り付ける工法のことを指します。

そんな階段の上貼り（カバー工法）リフォームの費用相場は、「15～30万円」程度です。また、階段の上貼り（カバー工法）リフォームに必要な工期は、一般的に1～2日程度です。

階段の上貼り（カバー工法）リフォームは、古い階段の見た目を美しく変更することができるほか、先ほどご紹介した急な階段の勾配を緩やかにする階段リフォームで使用される場合もあります。

階段に手すりを設置するリフォームの費用相場：5～10万円

階段に手すりを設置するリフォームの費用相場は、「5～10万円」です。また、工期の目安は1日程度です。

なお、階段への手すり設置リフォームは、バリアフリーリフォームに該当するので、介護保険を利用できる場合があります。バリアフリーリフォームや介護保険について詳しくは、以下の記事をご覧ください。

＞＞バリアフリーリフォームとは？工事内容毎の費用や使える補助金・減税制度｜アネシスリフォームリ；コーデ

階段の床を滑りにくくするリフォームの費用相場：1～2万円

階段の床を滑りにくくするリフォームでは、滑り止めシートや滑り止めマットを貼り付けます。

そんな階段の床を滑りにくくするリフォームの費用相場は「1～2万円」程度で、工期は1日程度で完了します。階段が滑りやすくて困っている方は、ぜひご利用ください！

階段のカーペット張り替えリフォームの費用相場：5～20万円

劣化した階段のカーペットを張り替えたり、階段のカーペットを剥がしてフローリングに変えたりしたい場合も、階段リフォームで実現できます。

階段のカーペット張り替えリフォームの費用相場は、14段の階段で「5～20万円」程度です。また、工期は一般的に1～2日程度です。

なお、階段のカーペットは「階段を昇り降りするときの防音」を考えている方にオススメです。

階段下に収納スペースを作るリフォームの費用相場：50～300万円

階段下に収納スペースを作るリフォームの費用相場は「50～300万円」程度で、工期は2日程度で完了するのが一般的です。

階段下に収納スペースを作る方法はいくつかあり、階段下のスペースに合わせて収納棚を設置するリフォームや、壁や扉を設置してしっかりとした個室の収納スペースを作成するリフォームなどが存在します。

どのような収納スペースにするかで費用や工期も変わってきますので、詳しくは「アネシスリフォームリ；コーデ」までお問い合わせください。

＞＞お問い合わせ｜アネシスリフォームリ；コーデ

階段の架け替え（階段の取り換え）リフォームの費用相場：150～300万円

階段の架け替え（階段の取り換え）とは、古い階段を解体・撤去して、新しい階段と入れ替えるリフォームのことを指します。

そんな階段の架け替え（階段の取り換え）リフォームの費用相場は「60～100万円」程度、工期は3日～1週間程度が一般的です。

階段の架け替え（階段の取り換え）リフォームには、「既存階段の解体・撤去費用」や「新しい階段の設置費用」、「表面の塗装や仕上げ材の取り付け費用」などが必要です。

階段の位置や向きを変更するリフォームの費用相場：150～300万円

階段の位置や向きを変更したい場合は、階段だけでなく住宅の壁や柱の位置もリフォームする必要があります。そのため、階段の場所や住宅の構造によっては、リフォームが難しいケースも存在します。

そんな階段の位置や向きを変更するリフォームの費用相場は「150～300万円」程度で、工期は一般的に1～2週間ほどかかります。

DIYは危険？階段リフォームの注意点やポイント

ここからは、階段リフォームを検討中の方に向けて、階段リフォームの注意点やポイントをご紹介していきます。

階段は建築基準法で基準が定められている

一般住宅における階段では、建築基準法で以下のような基準が定められています。

蹴上げ（段の高さ）：23cm以下
踏み面（段の奥行き）：15cm以上
階段の幅：75cm以上

もし上記の基準に違反した場合、罰金などの罰則が発生する可能性があります。リフォーム業者に依頼して階段リフォームを行う場合は問題ないと思いますが、DIYで階段リフォームを行おうとしている場合は、こうした法律で定められた基準に注意しましょう。

出典：建築基準法｜e-Gov 法令検索

階段リフォームのDIYは安全面でのリスクがある

階段リフォームをDIYでしようとする人を多く見かけますが、安全面でのリスクが懸念されます。

たとえば、リフォーム中の転倒による怪我や、リフォームした結果登りにくかったり、滑りやすくなってしまったりするケースが考えられます。また、上記でご紹介した建築基準法に違反しないように注意する必要もあります。

こうした点から見て、階段リフォームは簡単なものであっても、DIYではやらずにリフォーム業者へ依頼したほうが安全で確実だと思います。

階段をバリアフリー化するリフォームは介護保険が使用できる

階段をバリアフリー化するリフォームを実施する場合、介護保険を利用できる場合があります。

階段のバリアフリーリフォームには、以下の工事などが該当します。

階段の勾配を緩くする
階段に手すりを設置する
階段昇降機の設置
ホームエレベーターの設置

バリアフリーリフォームや介護保険の利用手順について詳しくは、以下の記事をご覧ください。