Date. 2021.08.19

住みながらリフォーム

防犯対策は大変?住みながらリフォームするメリットや注意点

工事の規模次第で住みながらリフォームも可能

結論から言ってしまうと、家に住みながらリフォームすることは可能です。ただし、「工事の規模次第で」という条件つきとなります。

工事の規模とは、家全体のリフォームか、特定のフロアのみの部分的なリフォームかという違いです。以下で詳しくご紹介していきます。

住みながらリフォームできるパターン(部分リフォーム)

住みながらリフォームできるのは、トイレやお風呂など部分的なリフォーム工事を行うケースです。部分リフォームの場合、リフォーム中のフロアの設備は使えませんが、お風呂の場合は銭湯、トイレの場合は別の階のトイレや公共トイレ、キッチンの場合は外食やお弁当にすることで、リフォーム中も住み続けることは可能です。

住みながらリフォームできないパターン(全体リフォーム)

一方、全体リフォームの場合は、住みながらリフォームすることができません。具体的には以下のようなケースです。

  1. スケルトンリフォーム・フルリフォームの場合
    スケルトンリフォーム(フルリフォーム)とは、住居の内装や設備などをすべて解体して新しくする大規模なリフォーム工事です。スケルトンリフォームは当然ながら住みながら行うことはできません。
  2. 水廻り全体などの大掛かりなリフォーム工事の場合
    トイレ・お風呂・キッチンなど水廻り全体の大掛かりなリフォーム工事の場合、日常生活を送るのが難しくなりますので、基本的に住みながらリフォームすることはできないと考えたほうが良いでしょう。
  3. 騒音・振動などが激しいリフォーム工事の場合
    設備の移設や間取りの変更(壁を壊して1つのフロアにする等)といったリフォーム工事で、特に騒音や振動が激しいリフォーム工事の場合、落ち着いて暮らせないため住みながらリフォームすることは難しいでしょう。

住みながらリフォーム工事を行う場合のメリット

ここからは、家に住みながらリフォーム工事を行うメリットについてご紹介していきます。

リフォーム中の仮住まいコストがかからない

リフォーム中に家から出る場合、仮住まいを用意して住まなくてはいけません。ウィークリーマンションやホテルの連泊プランなど選択肢はいくつかあると思いますが、いずれにしろコストがかかってしまいます。

リフォーム中も家に住み続けることができれば、そうした仮住まいにかかるコストが必要なくなります。

一時的な引っ越しの手間や費用がかからない

上記の仮住まいコストに含まれるかもしれませんが、一時的に別の家に住むために家電などを持っていく場合、引っ越しの手間や費用がかかることもあります。最小限の荷物にまとめて、引越し業者などを使わず自分たちの車などで運搬したとしても、荷物をまとめる手間や、リフォーム完了後に再度運搬する手間などが発生します。
住みながらリフォームを行えば、こうした一時的な引っ越しにかかる手間や費用が必要ありません。

リフォーム中も住み慣れた自分の家で過ごせる

住みながらリフォームを行えば、リフォーム中であっても住み慣れた自宅の環境で過ごせるので、通勤・通学にも便利です。仮住まいの場合、慣れない場所なので普段より早めに家を出たり、迷ってしまって遅刻したりするリスクがあります。

リフォーム工事の進捗具合を毎日チェックできる

住みながらリフォームをした場合、リフォーム工事が家の中で行われていますので、いつでも進捗を確認することができます。リフォームの期間にもよりますが、一週間以上のリフォーム工事であれば、日々完成に近づいていくのを見るのが毎日の楽しみになるかもしれません。

住みながらリフォーム工事を行う場合の注意点

ここからは、住みながらリフォーム工事を行う場合の注意点についても触れていきます。

工事音などのストレスに注意

たとえばお風呂、トイレ、キッチンといった場所の部分リフォームであっても、リフォーム中はどうしても工事音が発生します。日中は外で働いている人は良いですが、テレワークで家に居る場合や、日中も家にいる主婦・主夫の方、定年退職されて家に居る方、小さいお子様など、ストレスを感じる可能性がある人が居る場合は注意が必要です。

リフォーム箇所の付近はホコリ・粉塵が舞いやすい

部分的なリフォームであっても、リフォームをしている場所の近くは、どうしてもホコリや粉塵が舞いやすくなってしまいます。

リフォーム工事中はできるだけ近づかない、またはマスクを着用する必要があるでしょう。

リフォーム箇所によっては生活が不便

住みながらリフォームを行えるのは、基本的にトイレやお風呂などの部分的なリフォームです。しかし、リフォームしている間はその設備は使えなくなりますので、日常生活は多少不便になります。

以下で挙げるように、リフォーム箇所に応じて対策を検討しておくと良いでしょう。

  • キッチンリフォーム⇒自炊不可になるので外食やお弁当を活用
  • トイレリフォーム⇒トイレが使えなくなるので別の階のトイレや公共トイレ等を活用
  • お風呂リフォーム⇒銭湯などを活用
  • リビング⇒家族で食事する場所を変更、それぞれ自室で食事など

施工担当者が家を出入りする

リフォーム中は工事担当者が自宅を出入りすることになります。住みながらリフォームの場合、常に誰かが家の中にいることになりますので、なかには精神的にストレスを感じる方もいらっしゃると思います。

また、財布やスマートフォンなど、貴重品の管理にも気を配る必要があります。こうしたストレスは工事期間が長いほど大きくなると思いますので、工事期間が長いリフォームの場合は仮住まいへの引っ越しを検討したほうが良いかもしれません。

「住みながらリフォーム」は家族と話し合って検討しよう

この記事では、住みながらリフォームできるかどうかについてご紹介してきました。

「住みながらリフォーム」についてまとめると、

  • 「住みながらリフォーム」は部分リフォーム(トイレ、お風呂など)であれば可能。
  • 「住みながらリフォーム」するメリットは仮住まい家賃や引越し費用などがかからないこと等。
  • 「住みながらリフォーム」するデメリット・注意点はリフォーム中の設備が使えないことや、騒音・振動・工事担当者の出入りなどによるストレス等。

となります。

こうしたメリット・デメリットをよく見極めて、住みながらリフォームをするかどうか判断したほうが良いでしょう。特に工事中の騒音や振動は、日中家にいる人が感じやすいので、家族でよく話し合うことが大切です。

住みながらリフォームについてのご相談や、リフォームやリノベーションをお考えの方は、設計士と直接話しながら進める“大人のリフォーム”で話題の「リ;コーデ」までお問い合わせください。

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